自由奔放なスリザリン生Ⅰ【親世代】 (ページ45)

今日:1 hit、昨日:104 hit、合計:95,593 hit

準備ページ45

「A様…！」

「お金がないなら少しの免除をします。スネイプくんを預かる間少しでも夫婦の関係を良好にしなさい。」

「し、しかし…裏切り者の私などに…」

「勘違いをしているようですが、私はスネイプくんの心配をしているのです。」

「わかりました、」

「お金に関しては明日までに送ります。スネイプくんにはこの事はご内密に。良いですね？」

アイリーンは成人後マグルのトビアス・スネイプと結婚をし、スピナーズエンドに住んでいると母から聞いた。

あまり手入れのされていない髪

色褪せた服

肉付きに悪い体

見た目からしてもお金があるとは思えない。

「ありがとうございます、ありがとうございます…！！」

「貴方のためにも、スネイプくんのためにも頑張りなさい」

「はい、はい、！」

「スネイプくーん！」

「終わったのか？」

「うん！じゃあ後から連絡よろしくね」

「あぁ、また」

「セブルス、行くわよ」

「う、うん…？」

二人は手を繋いで家へと帰っていった。

「これでひとまず…か」

かえろう。

家に着いてから空き部屋の掃除をし、夕飯を作っている時の事だった。

「ﾎｫ〜。」

「はいよ。ありがとうね」

フクロウが持っていたのはスネイプくんからの手紙だった。

「日付は…明日から夏休みまでか。楽しみだな〜」

レギュラスにも来年になる事を伝えないと、

私は二枚のレターセットを取り出しスネイプくんには了解の返事を

レギュラスにはごめんの返事を書く。

「明日は明日で作りたいし、折角なら買い物も一緒にしようかな」

じゃあ今日は１人分ぴったりに作らないと。

それに明日はグリンゴッツにも行かないといけない。

お金を引き出さないと。

「鍵を」

「はい。」

私は１０９と書かれた鍵を子鬼に渡した。

ここはホグワーツの次に安全と言われている、グリンゴッツという銀行だ。

「ご案内します。足元にお気をつけください」

「ありがとう。」

子鬼はランプを手に持ちトロッコまで案内してくれる。

「１０９番の金庫になります。申し訳ありませんがランプの方を…」

「あぁ。わかっているよ」

「ありがとうございます。」

子鬼は私の託した鍵を低い位置にある鍵穴にさす。

「どうぞ」

「ありがとう。」

相変わらず金庫には大量のガリオンが積まれていた。