自由奔放なスリザリン生Ⅰ【親世代】 (ページ39)

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自立とはページ39

「…行く」

「！…本当に大丈夫？」

いつもとは違う。

何かが違うスネイプくん。

心の奥底を荒らしてしまったようで申し訳ない。

無理やり心を覗いてしまったようで。

「無理に私の家に来る事はないからね。嫌になったら何も言わず出ても構わない。流石に手紙は残して欲しいけど。」

私の家をスネイプくんの避難所にしてくれれば良いなと思っている。

親と頂きますができなかった時

お休みと言えなかった時

気持ちが落ち込んだ時

自分が嫌になった時

「これから私の家は君の第二の家でもある。好きにしてね」

「…助かる」

いつもと違うのは我慢してい物を全て吐きだしているからなのか

「何か言いたい事他にある？なんでも良いよ」

「…ミルクティーが飲みたい。」

「お、ミルクティーがお好き？いいよ。談話室も戻ろっか」

「うん」

「手、繋ぐ？」

「は？繋ぐわけ無いだろ」

「つめた～い」

「ただいま〜」

「遅かったな」

「紅茶冷めちゃったわよ？」

「あぁ〜大丈夫。ミルクティー入れるから。お二人も如何？」

「Aがミルクティーなんて珍しいわね？」

「…セブルス、なんだか雰囲気変わったか…？」

「…いえ、何も変わってないです。」

「そうか…？」

「まだ夜は冷えるし…ミルクティー頂こうかしらね」

「ナルシッサが言うなら…私もいただく」

「自分の意志ないのか」

「はい、どうぞ」

白をベースに金のアクセントが付いたティーカップを机の上に置く。

「頂きます。」

「ん、美味しいわね…！貴方何時入れられるようになったの？」

「ま、一人暮らし長いからね」

「一人暮らしなのか？」

「うん。５，６年くらいかな」

「両親ｈ＿＿＿＿」

「A。家事はどうしてる」

「ん？普通にしてるよ。でも、魔法が使えないからマグル方式」

「何…だからあれほど屋敷しもべを雇えと言っただろう！」

「だってお金もったいないし」

「たかが１ガリオンだろう！それに一週間の給料もたったの２シックルだ！どこが金の無駄だ」

「それに、私ができるんだから私がやればいいじゃないか」

「お前は純血の名家だぞ！スリザリン家の立場に最も近い存在だ。もしかするとサラザール・スリザリンの血だって流れてるかも知れないんだ」