自由奔放なスリザリン生Ⅰ【親世代】 (ページ37)

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学期末試験ページ37

「試験中の魔法は使用禁止だ。疑われるような事はしないように。では、始め！」

スラグホーン先生の言葉を合図に皆が一斉にペンを持つ

静かなん空間に羽ペン特有の音がサッサッと響く

配布された紙に記載されてる問題は魔法薬学。

１
Q：狼人間の噛み傷を「封じる」のはどれ

A.銀とハナハッカ.

脱狼薬を開発しようとしている私にこの問題を出すなんて…

２
Q：元気爆発薬は12世紀の何という名前の魔法使いが作った治療薬から進化したものか？

A.スティンチコームのリンフレッド.

ハイ簡単簡単

３
Q:①ドクシーを排除するのに使われる魔法薬は？

A.ドクシー・キラー.

Q:②①で使われる魔法薬には何が入っている？

A.バンディマンの希釈液,ドラゴンの肝.

自分の頭が良すぎて困るね。

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「＿＿＿試験終わり！ペンを止めて！これで魔法薬学の試験を終了する！」

「試験はどうだった？」

「簡単だな。」

「難しくはなかったわ。」

「さっすがー。」

「Aはどうだったのかしら？」

「一年生の内容解いてるのかと思ったね」

「Aこそさすがね…」

「スネイプくんはどうだったのかなー」

「セブルスは大丈夫だろう。勉強を見る限り、基本的に全教科理解しているようだった。」

「わ、ホント？楽しみだね」

試験終了後、教室から出てすぐ廊下で結果を伝え合う。

皆、良好だそうだ。

「あー、お腹すいた。早く大広間行こうか」

「そうだな。」

「今日はどんな料理かしら」

「スープ飲みたいかも。冷たいのが良いなぁ」

「暖かくなってきたものね」

廊下を歩きながら他愛のない会話をする。

「ん、これ美味しい」

「本当？……あら本当ね」

「今度うちの料理人に作らせよう。」

「ありがとうルシウス」

「構わないよ」

「甘……フクロウだ」

食事を始めると大量のフクロウが手紙や大きな荷物を運んで大広間にやってきた。

「ありがとう。手紙かな？」

すると私の方へ一匹の黒フクロウが飛んできた。

「誰から？」

「レギュラスだ。」

「レギュラスから？なんのようなのかしら」

フクロウが持っていたのはブラック家の家紋のついた黒い封筒だった。

「レギュラスが勉強を教えて欲しいって」

「パーティーで言ってた…」

「夏休みに家に来るみたい。楽しみだ」