自由奔放なスリザリン生Ⅰ【親世代】 (ページ33)

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珍しいやつ。ページ33

「シリウスー！行くよー！」

「今行く。」

A・A

A家の一人で生き残り。

アイツ(父上)が言うには両方死んだとか。

大広間でスニベルスと仲良く話すAを見て考えを巡らせる。

「シリウス？」

「何だ」

「何見てるの？………A先輩？」

「あぁ。」

「好きなの？」

「はぁ？誰があんなババア好きになるかよ」

「ババアって…」

ただ、俺以外で純血主義じゃないのが珍しくて見てただけだ。

「リーマス、よく聞け？俺はアイツが嫌いだ。」

「なんで？」

「シリウス早く！！」

「今行く！！！向こうで話す」

「ピーター行こうか」

「うん。」

ジェームズに急かされ足早に向かう。

「もー、何の話してたのさ」

ソファーで足をバタバタさせながら言ったのはジェームズだ。

「Aの事を少しな。」

「A先輩？なんで？」

「リーマスが好きなのかとか聞くからさ。」

「ぷっ！！シリウスがA先輩を好きとか！！！ありえない！！」

「だって、シリウスずっとA先輩の事を見てるんだ」

「なんで見てたの？」

「思い出してたんだ」

「何を？」

「アイツの詳細？」

「何を知ってるわけ？」

「んー、親の事とか………そんなもんか」

考えてみても思いつくのはソレくらいだ。

「親…そう言えば亡くなってるんだっけ」

「え、そうなの？」

「あぁ。死んだのは有名な話だけどな。理由は知らないが」

「じゃあ、一人なんだ…」

「なんだリーマス。あ、もしかして…！」

「リーマス、A先輩のこと好きなの？」

「ピーターまで何言ってるんだよ。好きじゃないよ」

「だよな。５歳年上のババアだし。」

「ババアｗｗ！！」

「でもなんでスニベルスの事庇うんだろうな。」

「うーん…前言ってたけど後輩だからじゃない？」

「…そうだな」

あまり納得行かないが、今はそれ以外理由が思いつかない。

「でも、きれいな人だよね…」

「誰がだ？！」

「A先輩」

「は？ピーターお前、目腐ってるんじゃないのか？」

あんなパーティーに行くようなやつ美人でもお断りだっての

「リリーほどじゃないけどまぁキレイだよね」

「お前まで何いってんだ。アイツ純血主義のクソみたいなパーティー行ってんだぞ？」

「でも純血主義じゃないよね」

「そう言ってたけどね」

「変なやつ。」