自由奔放なスリザリン生Ⅰ【親世代】 (ページ27)

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レギュラス・ブラックページ27

「そんな話、辞めてちょいだい…パーティー前よ。」

「すまないね。さ、アブラクサスさんも心配する。早く行こうか」

「＿＿＿今晩は集まってくれて感謝する、では乾杯しよう。素晴素晴らしいクリスマスにしよう。乾杯」

「Aさん！！」

「レギュラス！」

パーティーが始まり三人で“ワイン”グラスに入った“ブドウジュース”を飲みながら雑談をしていると

後ろから私の名を呼ぶ声がした。

「久しぶりだね。」

「はい！お会いできて嬉しいです！」

「私も嬉しいよ」

レギュラス・ブラック

黒瞳に短い癖のある髪の毛。

ご子息様の弟。

この子はご子息様と違い親の言い付けや親の思考を受け継いでいる。

真面目で大人しい、いい子だ。

「レギュラス、騒ぐのはやめなさい。」

「ごめんなさい。お父様…」

レギュラスの後ろから声をかけたのはオリオンさんだ。

「オリオンさん」

「やぁ、A。」

「…シリウスを見かけませんでしたが？」

「アイツのことは気にするな。」

「…オリオンさんも大変ですね。」

どうせホグワーツに残ったのだろう。

スネイプくんも残ると言っていたし心配だ。

「分かってくれるか…Aのような長女が欲しかったよ。」

「そんな。私はそんないい子ではありませんよ。」

「Aさん、」

「どうしたのかなレギュラス？」

レギュラスは私の指を触って上目遣いで言う

「今度うちに来てくれませんか、勉強を教えてください…！」

「私に教えられるかな？」

「Aさんは頭がいいですから！」

「誰からそんな事聞いたんだい？」

「ナルシッサ姉様やお父様、皆が言っていますよ！」

「恥ずかしいな…」

確かに頭は良いけどさ。

学年、いやホグワーツ一位だしね？

「ナルシッサ、見ろあの顔を。」

「普通じゃない？」

「いや、一見普通に見えるが私にはわかる。あれは自分の頭の良さを自覚しているときの顔だ。」

「…いつもの顔にしか見えないわ」

コソコソと話しやがって！

「そうだ、私の家に来ないかい？」

「Aさんの家にですか？！」

「あぁ、その方が周りの目を気にせず勉強できる」

「お、お邪魔します！」

「オリオンさん良いですか？」

「私は構わないけど…レギュラス、失礼のないようにね。」

「はい！何時にしますか？」

「そちらの予定に合わせよう」

「我が君が来たぞ！早く準備を！」