自由奔放なスリザリン生Ⅰ【親世代】 (ページ23)

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心配ページ23

「今年もスリザリンの優勝だ。」

「かもね〜」

今年もクィディッチが近づき始め各寮も燃え上がっている。

試験近いのに、大丈夫なのかね…

「ルシウス、応募しないの？」

「私がか？私はプレイするよりグリフィンドールがズタボロになる所を見たいのだよ。」

ルシウスは鼻をフッと鳴らしてバカにする態度を取る。

「ですよね〜。ルシーは？」

「私、汗掻くのは苦手なの。」

「だよね！私もそう。スネイプくんは？」

「興味無いです。テストが近いのに。」

「それは同感。」

休日の今日。

魔法力を開放してから数日がたった。

談話室で楽しく優雅に紅茶を飲みながら雑談をする。

スネイプくんは机と向き合い

私達はソファに座り会話を弾ませる。

「フリント達には頑張ってもらわなければな。」

「本当に嫌いだよね。特にウィーズリー達。」

「あぁ、裏切り者だ。」

裏切り者…私が好きではない言葉ランキングに入る。

人それぞれの正義があるから仕方ないけれどね。

「あの二人いい感じで素敵だよね。」

「興味ないな。」

「君らとあの二人の子供が同級生になったら、いい感じで喧嘩しそう。」

「私達の子供ね…まだ結婚もしてないけど、楽しみだわ。」

「名前はきっとブラック家の方々が悩むだろうね。」

「そうだな。何にしろいい名前をつけてあげたい。」

「顔のきれいな子に育つよ。二人共美形だから。」

「Aは結婚する気がないのか？今お前はA家の生き残りだ。血を残す必要があるだろう？」

「別に、ブラック家とマルフォイ家とか名家が残ればいいよ。」

「あら、A家は聖28一族の中でも私達より立場は上よ。」

「私は自分の血に需要を感じてないし、結婚は面倒くさそうだしね。」

「でもどうせ父上がお見合いの写真でも持ってくるぞ。」

「うわー！それは面倒くさいなー！！」

あの人は何故か私に対しても過保護だ。

一人になってからというもの何度マルフォイ邸で生活を過ごしたか。

本当の娘のように思ってくれている。

「アブラクサスさんいい人なんだけどな。過保護すぎんだよな。」

「父上も心配なんだ。自分に興味のないお前が。」

「お父様も心配してるわよ。」

「シグナスさんも？」

「えぇ、お父様に限らずオリオンおじ様もヴァルブルガ叔母様も皆心配しているわ。」

「嬉しいけどねー。」

お見合いは勘弁。