自由奔放なスリザリン生Ⅰ【親世代】 (ページ20)

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増え始める水ページ20

よくやった！よくやったぞスネイプくん！！

「本当？！嬉しいわ！！」

何の動揺もしない姫、この反応は流石に脈がなさすぎて可愛そうだ！！

「う、うん。とても似合っｔ＿＿＿＿＿」

「リリー！」

はい来た。

今いいところなのに

「おや、これは予想外。」

鳥頭の後ろにはネズミの少年に狼の少年。

まさか取り巻きを連れてくるとは。

「リリー最高に可愛いよ！」

「邪魔が入ったね？スネイプくん。」

「…、」

スネイプくんは絡まれるのが嫌なのかまたフードを被っていた。

せっかく楽しい時間だったのに。

「何の用なの？ポッター」

「君に会いたくて！」

「私は会いたくなかったわ。」

いつも通り言い合いが始まった。

スネイプくんを背中に隠してバレないようにする。

「先輩は猫耳ですか？」

「そうだよ。」

話してると気分が悪くなってきた。

乾いた喉も同時に癒やすために体を捻ってテーブルに置いたゴブレットを持つと

ﾊﾟﾘﾝｯ

「！！」

「A！？大丈夫！？」

「ごめんごめん、姫。大丈夫だよ」

割れた。

私そんなに握力無いんだけど。

持ち前の魔法力で杖を使わずレパロを唱えると割れたゴブレットが砂に変わった。

…戻り過ぎだろう。

治るどころの話じゃなくなっているんだが？

流石に砂をゴブレットに治す呪文なんてものは知らないのでエバネスコで消す。

…おかしい。

「…？」

「生徒の諸君！今年は良いハロウィーンとなった！MrポッターとMrブラックに50点差し上げよう！！では解散！！」

「行こうかスネイプくん。」

「はい。」

「にしてもどのくらい続くのかねー。この耳は。」

「恐らく0時くらいです。」

「だろうね。」

一年生にできる魔法はそのぐらいだろう。

「じゃあおやすみ。」

「おやすみなさい。」

「どう？ルシウスとはイチャイチャできた？」

「やめてよ。」

「冗談だよ」

「もう寝ましょう？明日も授業はあるもの。」

「そうだね。おやすみ」

「えぇ、おやすみ。」

ベッドに横にはなるが寝れない。

あの不自然なゴブレットが気になって眠れない。

魔法力の暴走…？でも手袋は両手にしている。

高いものかってるんだし、今までこれを使って魔法力が暴走したことはない。

…やっぱりサイズの問題なのだろう。

頼むから早く休暇になってくれ。

次の日。

まさかこうなるとは…