自由奔放なスリザリン生Ⅰ【親世代】 (ページ11)

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本当に怒られるじゃん。ページ11

「君はその手袋の意味を忘れたのかね。」

「あ、いえ、一年生の頃に先生に言われた通り、“魔法力制御手袋”を買いました。今も同じ所の物を使っていますが…」

ちょっとサイズ大きいけど

「少しサイズが大きいような感じもするがの。」

「そうなんです、買い物に失敗してしまって…」

「ぴったりのサイズを買うように言った気がするがの。」

え、コレ、私怒られてる？

「あの、それで、どうして呼ばれたのでしょう、か？」

「…つまりその手袋は君の多すぎる魔法力を抑えるための物じゃ。手袋が緩すぎるせいで制御ができていないのだよ。」

あー、なるほど？

「つまり本来できないはずの姿現しを、私の制御ミスで暴走した魔法力が姿現し防止呪文を超えて姿現しをしてしまったと…？」

「その通りじゃ。」

オーマイゴット。

「私ってすご＿＿」
「調子に乗らんことじゃぞ。」

「すいません。」

「魔法省には儂から言っておこう。授業に戻りなさい。」

「はい、ご迷惑おかけしました…」

私すげー、

一年生…ていうか子供の頃から親に魔法力が多いって言われてたし、…ダイアゴン横丁でまた買い直さないと。

金がかかるな〜

「ただいま、」

「さっきからどうしたのよ、」

「勝手に姿現ししたら、怒られた。」

「誰に？」

「ダンブルドア校長。」

「あの校長怒るのか？」

「怒るよ。」

ルシウス、君は本当のダンブルドアを知らない。

結構怖いから。

授業が終わり、放課後。

廊下を適当に彷徨きながら手袋のことを考えていた。

直ぐにでも買い直さないとなぁ、

次の休みは、クリスマスか。

めんどくさすぎかよー！

「A先輩！」

「あれ、姫！どうしたの？」

「セブが！！！」

「何だと？」

「何している！！」

「ｹﾞﾎｯ、うっ、」

姫に着いて行くと庭に出た。

庭には口から泡を出すスネイプくんとそれを笑うご子息様とその取り巻き達が居た。

「姫はマクゴナガル先生を連れてきて。」

「わかりましたｯ、」

「大丈夫か、スネイプくん、」

スネイプくんの口を手のひらで覆いフィニートを唱える。

「ふ、…ふぅ、」

「深呼吸して、もう泡は無いから大丈夫だよ。」

スネイプくんを横にしローブを掛ける。

「君たち自分が何をしているのか分かってるのかな。」

「リリーと一緒に居いるのが悪いんだ！」

…やっぱり、純血とか関係ないんだよ、