復讐少女 [賢者の石] (ページ30)

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森へページ30

ﾌｨﾙﾁ「昔はもっと厳しい罰があった…両手の親指を紐でくくって吊るしたりな」

「ハグリッド、何をそんなに落ち込んでるの？」

ﾊｸﾞﾘｯﾄﾞ「それは、言えねぇが、俺は大事な家族を失っちまった…」

「あー、そう、それは…可愛そうだね。うん。」

ﾌｨﾙﾁ「いつまでもメソメソするな！早く森に入るぞ」

「これは…！」

ﾊﾘｰ「それは何？」

ﾊｸﾞﾘｯﾄﾞ「ユニコーンだ。ほれ、血の痕だ…！この前も一頭やられとった…他にも傷ついたユニコーンを探すんだ、ロンとハーマイオニーは俺と一緒に来い。ハリーとマルフォイとAが一緒に行動してくれ」

「わかった。」

ﾄﾞﾗｺ「わかった、その代わりファングを貸して！」

ﾊｸﾞﾘｯﾄﾞ「かまわんが…ファングは”臆病"だぞ？」

ﾄﾞﾗｺ「森に行かせるなんて！！父上が聞いたらなんておっしゃるか！！」

「そんなにビビらなくてもいいじゃない」

ﾄﾞﾗｺ「ビビってない！！失礼だぞ！！僕に対して！」

ﾊﾘｰ「マルフォイ、声が大きいよ。そんなに死にたいの」

ﾄﾞﾗｺ「黙れポッター！」

母はスリザリンだったためかマルフォイ家とは友人関係にあるらしい。

初めて知った。

私はマルフォイ家とは一度も関わった事がないけれど。

「二人共、落ち着きたまえよ。”頼もしい”ファングもいることだしね。」

ﾌｧﾝｸﾞ「ワンワン！！」

「よーしよし、いい子だね」

ｶﾞｻｶﾞｻ

ﾄﾞﾗｺ「うわぁぁぁぁぁぁ！！！助けてー！！！」

「私の後ろに！」

ﾊﾘｰ「ユニコーンだ！」

ﾄﾞﾗｺ「なんだ…ビビらせやがって…」

「ここにいたら危険だよ…」

??「ハリー・ポッター。森から出なさい。森の者は君を知っている。」

ﾌｨﾚﾝﾂｪ「私の名はフィレンツェ」

ﾊﾘｰ「誰がユニコーンを…その、あんな目に合わせてるの？」

ﾌｨﾚﾝﾂｪ「ユニコーンの血は死にかけた命を蘇らせることができる。言いたいことはわかるね？」

ﾊﾘｰ「そうまでして。誰が生きたいの？」

　「いるだろう、一人…」

ﾊﾘｰ「！！じゃあ、たくさんのユニコーンを襲ってるのはヴォルデモートなの？」

ﾌｨﾚﾝﾂｪ「ホグワーツには今、何が隠されているか知っているかい？」

ﾊﾘｰ「賢者の石…」

ﾊｸﾞﾘｯﾄﾞ「やぁ、フィレンツェ。ポッター二世に会ったのか。」

ﾌｨﾚﾝﾂｪ「では幸運を祈る。」