復讐少女 [賢者の石] (ページ18)

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クィリナス・クィレルという人間ページ18

ｸｨﾚﾙ「そ、そろそろきゅ、休憩をいれましょう、」

「先生…その、さっきは大きな声を出してしまってすみませんでした。」

ｸｨﾚﾙ「い、いえ、嬉しかったです」

DADAでクィレル先生が双子にバカにされていた。

そんなの注意する以外考えられなかった…！なんて、綺麗な心だけで助けたわけじゃない。

利用するなら、得るべきなのは表の信頼。

横に座っていた先生は立ち上がって紅茶を入れてくれる。

「尊敬している人に対してなにか言われるのは我慢なりません。皆もっと知るべきだ
貴方がどれほど素晴らしい魔法使いかを。」

ｸｨﾚﾙ「ど、どうしてそこまで貴方は私を尊敬してくださるんです…？」

「…逆に尊敬しない理由が見つかりませんが…DADAの授業が一番あなたが優秀だということを物語っている。先生の授業は比較的実践が少ない方ですが先生の授業は私にとってとても楽しい。」

ｸｨﾚﾙ「…私は弱い、」

「いいえ。弱くありません。それはあなた自身が自分の力を知らなすぎるだけだ。私は貴方のことを弱いとも先生の豊富な知識を使った理論の授業も退屈だと思ったことは1度もない。他の先生方には申し訳ないですが…あなたの授業が一番楽しいし楽しみです。…だからどうかそんな自分を下にみないで。」

ｸｨﾚﾙ「君だけだよ、そんなこと言ってくれたのは、」

「まぁ、先生の魅力を私だけが知っているというのも面白いですがね。」

ｸｨﾚﾙ「…揶揄うのは辞めなさい、」

「事実を言ったまでです…私、先生の授業を受けれてよかったと思います。」

ｸｨﾚﾙ「私もAが生徒でよかったと思っているよ…」

「吃りのない先生も素敵ですね。」

ｸｨﾚﾙ「な、なんの事だかわ、分かりませんね」

先生は突然思い出したかのように吃りだす。

それからは会話を弾ませ勉強を置いて話し続けた。

「先生のことについて教えてください」

ｸｨﾚﾙ「わ、私のことですか、そう、ですね…なにか質問あがあれば…」

「そうですね、学生の頃の得意科目は？」

ｸｨﾚﾙ「…これといって、苦手な科目は…ありませんでした、」

「さすがです、努力できる人は素敵です。じゃあ、好きなタイプとか」

ｸｨﾚﾙ「好きなタイプ？！…え、あ、そ、そうですね、えっと、えっ、と」

先生は少し考えて

ｸｨﾚﾙ「…えっ、と…中身を…見てくれる人、でしょうか…」

「うんうん」

ｸｨﾚﾙ「な、なんだか恥ずかしいです。も、もう辞めましょう、そろそろ夕食の時間ですし、」