復讐少女 [賢者の石] (ページ14)

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3年生ページ14

朝からだるい。こんな朝は初めてだ。

でも休んでスネイプ先生に怒られるのは…

体をズルズル引きずりながら魔法薬学室に向かう

もう既に珍しく双子は教室に着いていたようで端っこの席に座っていた

ﾌﾚｯﾄﾞ「あ、Aだ！こっちこっち！席空けといたぞ！」

確かに1番端っこの席が空いている

「ありがとう、フレッド」

授業が始まって開始10分。

なんだかぼっーとする。そのせいか授業に集中できない。

視界は赤、赤、赤＿そして切り裂かれるパパと倒れているママ。

「…ッ、ーｯ、」

呼吸が荒くなってきているような、どうしよう、

誰か、誰か＿

ﾌﾚｯﾄﾞ「お、おいA？大丈夫か？医務室に行った方が…」

隣の席のフレッドが声をかけているようだ、でもなんだか上手く聞き取れない

ｽﾈｲﾌﾟ「A。」

「…す、スネイプ先生…」

私を不審に思ったのか、減点でもするのか、

ｽﾈｲﾌﾟ「呼吸が荒いな。A落ち着きなさい」

「せ、せんせ…ﾋｭ-、ｹﾞﾎｯ」

ｽﾈｲﾌﾟ「A、」

先生は私を落ち着かせるように両手を頬に包むように当てた

「パパが、ママが、」

ｽﾈｲﾌﾟ「リ＿A落ち着きなさい。深呼吸をしろ。」

私は言われた通り深呼吸をする、

周りから多くの視線を感じる

ｽﾈｲﾌﾟ「朝から体調が悪いのか。」

なんだか上手く声が出せず

「…」ｺｸﾝ

頷くことしか出来ない。

ｽﾈｲﾌﾟ「…熱いな…熱が出てるようだ。MsAを医務室に連れていく。自習をしていろ。立てるか」

立とうとすると足に力が入らず崩れ落ちてしまう

ｽﾈｲﾌﾟ「…仕方がない腕を首にまわせ。」

首に手を持っていくとそのまま横抱きをする先生

皆「マジか？！」と言わんばかりに目を見開いて驚いている

ｽﾈｲﾌﾟ「ドアを開けろ」

先生がそう言うとドアの近くにいた生徒が急いでドアを開ける

先生は急ぎ足で医務室に向かってくれている。

「せんせ、どうして……」

ｽﾈｲﾌﾟ「今は何も喋るな。考えるな。」

私はそのまま気絶するように眠ってしまった。