検索窓
今日:8 hit、昨日:89 hit、合計:38,126 hit

俺の姉貴 ページ10

忍田「桐崎君
三輪君を頼んだ」



東「お姉さんによろしく伝えてくれ」



『ういっす』





医務室から三輪君を引き取り



彼の手を引いてボーダーを出た。

彼の手は微かに震えていた。


三輪「松葉さん…」



『大丈夫大丈夫
姉貴ブチギレてたら俺もなだめるから』


そう。うちの姉貴はとても温厚で優しいが



怒ると滅茶苦茶怖いのだ。



それを三輪君も知っている


何故って?俺が姉貴に説教を食らっているのを横で見たことがあるからだ。
三輪君がプルプルと怖くて震えていたことを今でも覚えている。

思い出すだけで正直俺も震えてくる…


三輪「え、正面から入っていいんですか…」



『いいよ別に
今日は客として来たんだし』


三輪「でも定休日ってフダが…」



ガラガカラガラ


『ただいまー』


三輪「ま、松葉さん!」



?「おかえりなさいまつ君、秀次君
ごはんは何がいい?今からつくるわよ」



『チャーハン大盛り
三輪君も同じので
あ、流石に飲物は俺がやるよ姉貴』


松莉「ありがとうまつ君」





ここは姉貴が営む定食屋「おぼん」



死んだ父親が営んでいた店で今は姉貴が継いでいる。



『あ、大盛りでよかった?』


三輪「はい…その…
松莉さんが思ったより機嫌がよくて…怖いです」



あー、



『正直俺もそう思う』


松莉「なにか言ったかしら?」



『ナンデモアリマセン』

まだ子ども→←瓜二つ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
153人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:イカしたガール | 作成日時:2023年11月5日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。