バーボンしか知らない私としつこいバーボン奮闘記【名探偵コナン】

何故 ページ36

「先輩が俺を押してくれたから勇気が出ました。ありがとうございました」


「…これからはまたいい人を見付けてね」


「先輩は自分のこと気にしたらどうですか？」



冗談が言えるほど回復してる…と思いたい。





「昴ぅぅ…悲しすぎるよねぇぇ…」



「そうですね。彼女も彼の本心を聞いて心を入れ換えて新しい恋を見付けて欲しいものですね。」



「昴だけだよ。こうしてきちんと本音で話せるの」



「…そうですか。」



何処か遠い目をする昴を見つめる。



「もしもし私が本当の姿じゃなかったらどうします？」



「昴が？うーん…どうだろうね犯罪者とかなら改心してほしいから警察に一緒に行ってあげるかな」



「では思ってもない容姿で貴方が好きと言ったら」



思ってもない姿かぁ…どんなんだろ。めっちゃパリピだったりとか？パリピ…なんかやだなぁ。



「まぁでも良いんじゃない？どんな姿でも問題は容姿じゃないんだから。明井くんの話でもそうだったし。」



「きっと仲良くなれるよ。危ないことしてこなければ…」



「そうですか…」



うーん…これは正解の回答だったのかな。顔は見えてないけどまぁいっか！



「そう！なんでも良いんだよ！だって昴優しいし！」



「変な人ですね。」



「ふふ…そぉー？」

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