バーボンしか知らない私としつこいバーボン奮闘記【名探偵コナン】

夜にて ページ4

帰宅しようとして鞄を持ち上げたら


何か人が集まっていたのでチラリと横目で見ると白いスポーツカーみたいな車が一台停まっていた。


誰かの彼氏かなんだろう。と思って無視して帰ろうとした。


出口に差し掛かったとこでバーボンに私が先に気がついた。そっと遠回りして帰ろうとしたら


「折角お迎えに来たのに無視ですか？」


と捕まった。窓から後輩たち見てるんですけど。めっちゃ注目浴びてるんですけど。視線が痛い。


助手席に座らされた。後部座席が良かった。横になれるからね。


「私の会社良くわかりましたね」


「これくらい当然です。僕は貴方の事ほぼ知ってますからね。ほぼ。」


そのほぼって怖いんだけど。


「僕にだってまだ知らないことがあるんですよ。例えば…」


赤信号で車が止まる。


ツーっと太股を撫でられて何とも言えない感じがする。


「例えば…夜の事だったり…貴方の感じる場所だったr「あ"ー聞こえませーん！！」照れて…可愛いですね。」


照れてねーし！！照れたんじゃなくて気持ち悪いから聞こえないふりしただけだし！！照れてねーし！！←


太股にある手は中々退かない。退けようとするとむにっと捕まれる。


くっそ。手強すぎる。


「着きましたよ？」


奮闘していたら何時の間にか家についていた。


「…疲れた。どっと。」


「僕が癒してあげましょうか」


「帰れって」


お前のせいで疲れてるんだから。頑張って渋るバーボンさんを帰らせた。


これで漸く一人になれる。

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