バーボンしか知らない私としつこいバーボン奮闘記【名探偵コナン】

じつは ページ20

「浮気かダーリン」


「いや付き合ってねーから浮気じゃねーし」


毎度毎度飽きないのかなんて思うほどこいつは堂々と私の部屋にいる。


イケメンじゃなければ即通報だったけど。何度でも言うよ。ほんと


「てか浮気ってなに。」


「また沖矢昴の所に行ってただろ。あんな遊び人やめとけ。そして僕にしとけ」


「昴はいい人だし。確かに大学生と言う名の遊び人かもしれな」


まてよ…遊び人ならあんなレストランどうやって…やっぱりぼんぼんなのか？


「兎に角！僕の方が収入はいいしなによりイケメンです！！」


「自分で言っちゃう所減点します。」


取り敢えず退かしてご飯を食べる。


「じゃあ。僕が貴方を手中に収めても良いですか」


「良いわけない…あつっ！」


味噌汁のせいで舌を火傷した。こいつのせいで。なに？人のせいにしないだって？したくもなるよ。変な奴相手にしてると…


「大丈夫ですか？」


「んー」


ヒリヒリするけど氷食べれば…と思ってコップに手を伸ばしたら何故かバーボンさんが全部飲んでしまった。あー動く喉仏。イケメンはなんでも似合うなぁ…そうじゃねぇよ。


「ちょ、なんで…」


「あーってしてください」


なんだこいつ。と思いつつ軽く口を開けた


「ん！？…ちょ…馬鹿…や」


「ん。……」


うん。ばいばい。ファーストキス。


あ、でも本当のファーストキスはお兄ちゃんかな。うん。


人間ってガチで混乱すると意味わかんないこと思い浮かべるんだね。

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