11話 ページ12
「ヨナーっ」
あ、ユンだ!
もう、本当どこに行ったか心配して‥た‥‥
「えっ!?ちょ、可愛い!!
ユン!すっごい似合ってるよ!」
「ユン可愛い!どうしたの?その衣装」
なんと、ユンが
綺麗な衣装を身に纏っている
なんか、女の子にみえてきたよっ!
「似合ってるって言われても嬉しくないよ
それより、助けて!
いい感じの作物イザの実ってのを
見つけたんだけど‥」
「さすがユン。仕事が早いわ」
「すごいじゃん!」
ヨナと私が素直に褒めると少し照れるユン
あ、ヤバイ。本当にユンが女の子に見える‥
「それで、イザの実を管理してる(?)
おじいさんが実はあげられないけど‥
俺がこの服着て今夜の祭りで踊り子やったら
イザ料理を食べさせてくれるって」
「踊り子?素敵じゃない!私も見たい!」
えっ、
ユンが踊り子‥‥!?私も見たいかも!!
「俺、踊りなんて分かんないよ。だから
ヨナ確か、舞や琴は出来るって言ってたよね!?
俺の代わりに踊って!」
ガシッ
ユンはヨナの肩をつかむ。
ヨナの踊りかぁ‥!
いいね!!ヨナの踊る姿も見てみたい!!
「ヨナ!私もヨナの踊り見たいな!」
「んー‥私は‥」
躊躇うヨナ‥
うーん。ヨナの踊り見たいのに‥
「へぇ。姫さんが踊るのか
やめた方がいいんじゃないですか?
あのヨタヨタヒヨコ踊り」
ピシッと、ハクの言葉が頭にきたのか
「やるわ」とヨナは即答。
私は心の中でガッツポーズをした。
「確か、シオンは歌が上手だったよね?
シオンの歌う歌に合わせてヨナちゃんが
踊ったら最高じゃない?」
げっ‥‥
ジェハが余計な事を言うせいで‥
私も参加するはめに‥‥
歌うのは好きだけど‥好きなだけで
上手なわけじゃないんだけどなぁ
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作者名：暁風の夢 | 作成日時：2015年11月28日 23時
