0 2 9 ページ31
▹▸木兎
「・・・Aちゃん、OKすんのかな…」
ステージに並ぶ2人はどこまでもお似合い。
周りもそう思ってるのかキャーキャー騒いでる。
「・・・知らねぇよ」
「少なくともAちゃん次第だろ」
なんとなくステージから顔を背けると「あっ!いたいた木兎!」と聞き覚えのある声がする。
「おぉ!雀田じゃん。どったの?」
「クラスのクーラーボックスだけじゃ足りなくなってさー。確かうちの部室にあったしゃん?取りに行って欲しいんだけど…」
「任せろ!行こうぜ小見やん鷲尾、猿!んでもって木葉!」
「まぁ、木兎だけしゃアレだしな。」
「あー。俺ちょっと用事思い出したからパス。」
木葉以外の3人で部室を目指していると「おぉ!鷲尾!猿杙!ちょっと手伝って欲しいことが・・・」と鷲尾&猿は先生に捕まる。
「鷲尾っ!元気でなぁー!」
「いやただの手伝いだから」
「ホラ!さっさと行くぞ!」
泣く泣く鷲尾と別れ女装した小見やんと2人で部室を目指す。
「お。見っけー」
「ナイス小見ー!」
部室に着き、クーラボックスを見つけても心ん中はザワザワしたまんま。
「・・・Aちゃん。OKすんのかな」
最近俺避けられてるし
Aちゃん、あかーしとよくいるし
あかーしの方が冷静で大人びてるし
俺だってあかーしが優しいのも負けず嫌いなのも、一生懸命なことも努力家なことも相棒としてならいっぱい知ってる。
ボケーっと突っ立って居るとモヤモヤはもっと大きくなってく。
「・・・だぁぁああっ!!!もうわけわかんねぇ!」
「・・・本音は??てか、お前も動けよ。」
ぅっ、、、
「Aちゃんのこと好き??」
「当たり前っ!!」
なんなら
「世界で1番Aちゃんが、好きだっ!!」
「はぁ。俺じゃなくて直接Aちゃんに言えよ。ホラホラ退いた退いたーっと。」
だってAちゃん、あかーしと・・・
少し不貞腐れていると小見やんが俺の後ろの棚に手を伸ばしクーラーボックスを取る。
ーーガタッ
その瞬間、外で音がする。
「ん??って、・・・Aちゃんっ?!」
『えっと、あの、ゴメンなさ、見るつもりは無くて、』
何故か慌ててるAちゃんは俺に背を向け走り出していった。
221人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ろん。(プロフ) - おまんじゅうさん» えぇ?!めちゃくちゃ嬉しいお言葉です…っ😭😭新作は幾つか案が出て居るのでなるべく早く書けるように頑張りますねᕙ( ˙꒳˙ )ᕗありがとうございました💕✨ (2022年4月3日 7時) (レス) id: bd82f03367 (このIDを非表示/違反報告)
おまんじゅう - この夢小説神過ぎて号泣しました!!😭✨これからも占ツクの作品作り頑張って下さい!✌️ (2022年4月3日 1時) (レス) @page50 id: 620ff6aba0 (このIDを非表示/違反報告)
ろん。(プロフ) - 塩入り紅茶さん» こちらこそ数ある夢小説の中でこの作品を見て下さりありがとうございます(*´˘`*)コメントまでして頂いて私はめちゃめちゃ幸せものです。本当にありがとうございます!! (2022年3月28日 22時) (レス) id: bd82f03367 (このIDを非表示/違反報告)
塩入り紅茶 - ろん。さん、こんな素敵な作品を書いていただきありがとうございます!私は木兎さん好きなのでなんだかかわいい姿を見たみたいで面白かったです!ありがとうございました!!!! (2022年3月28日 22時) (レス) @page50 id: 2b0f4e3316 (このIDを非表示/違反報告)
ろん。(プロフ) - 黒瀬将哲さん» 黒瀬将哲さん素敵なコメントありがとうございます( ;꒳; )私はこのコメントに泣きました…バイトの休憩中にこのコメント…っ!!社畜後に暖かいコメント嬉しかったです( *´꒳`* )こちらこそ出会って下さりありがとうございました!! (2022年3月13日 16時) (レス) id: bd82f03367 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ツナ缶本仕込み | 作者ホームページ:http://@ya love
作成日時:2021年11月1日 23時