▫️白宝の異端児 - 3 ページ3
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変な緊張感が押し寄せる。
だって手作りとはいえど他人に食べさせることなんてあまりないし、ましてあーんで食べさせてあげるなんて恋仲でも今時しない。
「……どうかな?美味しい?」
無言でもぐもぐと咀嚼する凪くんの様子を覗き込む。
彼はうーんと悩む仕草を見せ、ごくりと喉を鳴らした後私の顔を見て一言。
「もう少し甘い方がいい…」
「うるさい。文句を言わないで食べる!」
「ふぇ…」
やけくそ半分でもうひとつの卵焼きを無理くり入れこむ。
憎たらしい反応を見せながらも、満足に食べ終えると早くくれと言わんばかりに「ん」と口を開く凪くん。
まるで親の餌を待つ雛鳥のようで。
なんだか無邪気にも感じるその様子に思わずくすりと笑みを零しながら、お昼に付き合ってあげましたとさ。
「 白宝の異端児 」
(わがままだけど、どこか可愛げのある人)
「明日は卵焼き、もう少し甘く作ってきてね」
「明日?」
「待て、凪の弁当は俺が作ってくる!」
「レオ…弁当作れるの?」
「それは……だったらA!俺の弁当も作ってこいよ」
「えぇ!?」
ブルーロックは初の試みとなります、宇治と申します。
凪くん推しです。凪玲王コンビ大好きです。
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宇治
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宇治(プロフ) - いのりさん» いのりさん、ご無沙汰しております♪お優しいお心遣い感謝です(泣)励みになります…まさかこんなにスランプに陥ると思っていませんでした…。凪くん楽しく執筆させていただきますね!ありがとうございます♪ (2023年2月17日 13時) (レス) id: 7205c6bdcb (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - 宇治さん!こんにちは!スランプって大変ですよね…。ゆっくり宇治さんのペースで大丈夫ですよ!応援してます♡ (2023年2月17日 7時) (レス) @page26 id: 61b0845b42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宇治 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uji/
作成日時:2023年1月28日 17時