検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:120,523 hit

Anemone . 23 ページ23

side . ?


「…テヒョナ」

TH「はい?」

「あの女の子にどこまで話した?」

TH「あ〜…特に何も教えてないです」

「俺らのことも?」

TH「TOKYOから割れたってことしか」

「ふ〜ん」


テヒョンとゲームをしながら話す。


「うわっ」

TH「やった」

「やっぱりテヒョンには勝てないや」

TH「もう一戦やる?」

「ふっ、もちろんだっ!」


…ついさっき、6兆円の女の子の部屋から帰ってきたテヒョンをゲームに誘った。

普段はゲームしないのに、なんて不思議に思っただろう。


YG「…入るぞ」

「あっヒョン」

YG「珍しいな、お前がゲームなんて」

「やってみたかったんですよ〜…おわっ」

TH「くっ…」

YG「で、テヒョン、Aは寝たか?」

TH「はい、…とぉっ!

まぁ、こんだけ色んなことがあれば眠たくもなります」

YG「そうだな…」

「ヒョンもやります?」

YG「いや」

JN「おっ、珍しいメンバーだね、何してんの?」

「ゲームですゲーム」

JN「ふーん…で、テヒョン6兆円にどこまで話し
た?」

TH「Aちゃん」

JN「はぁ…Aちゃんにどこまで話したの?」

TH「それさっき隣のヒョンにも聞かれました〜」

JN「…じゃ、質問を変えるよ。

あの子に、俺らがオグルボンを食べたことは話した?」


その時、テヒョンの手も俺の手も止まった。

テレビ画面には、コンテニューが映し出される。


TH「……っ、いつかは話しま」

JM「そうやって引き延ばして、いつになったら言うつもり?」


いつからかドアにいたジミンが口を開いた。


JM「テヒョンのことだし、言えないでしょ?(笑)」


テヒョンはただ何も言わずにテレビ画面を見ている。


「…あ、俺が話すよ」


ここにいる全員がこっちを見る。


「俺ならあの子に距離を置かれても嫌われてもどうでもいいし」

TH「…ヒョン」


テヒョンが潤んだ瞳でこっちを見る。


「それに俺はなんてったって希望だからね!」


そう言って笑顔を作った。


TH「ありがとう、ございます…」

「はいはいっ、そんなのはいいから〜っ」

JK「あれ、ヒョン達、何話してるんですか」

NJ「そうだよ、俺らずっと探して…修羅場…?」


俺らを見て固まったふたりに、ジンヒョンが言った。


JN「俺らがオーガだってこと、いつ話すかって話」

JK「…あぁ」

NJ「それで、決まったんですか?」

「うん、俺が言う。明日でいいかなっ?」


皆は答えなかった。

……あーあ、やだやだ。

あの子のせいで

皆弱くなってく。

Anemone . 24→←Anemone . 22



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (110 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
509人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りお(プロフ) - 私も、明日テストですよ!いっしょですね! (2018年11月28日 21時) (レス) id: 610d527ce2 (このIDを非表示/違反報告)
飴薬(プロフ) - ゆんぎらぶさん» 嬉しいです!ありがとうございます! (2018年10月27日 22時) (レス) id: 158d4b0e37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんぎらぶ - このピョンテな感じ大好きです!!更新ふぁいてぃんです!! (2018年10月27日 22時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
LOSETY(プロフ) - ちあさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年10月24日 5時) (レス) id: 158d4b0e37 (このIDを非表示/違反報告)
ちあ - 本当に面白いです!楽しみにしてまーす。更新頑張ってください!! (2018年10月24日 0時) (レス) id: 4a9056ee7c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:飴薬 (Shiyaku) | 作成日時:2018年10月15日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。