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「うぃっす」



朝、龍樹が家の前にいた。



「一緒に行こうぜ」




「うんっ」




いつも通りの道を歩く。




でもなぜか、その道が輝いて見えた。




「いつもは、自転車で駅まで行くんでしょ?」



「まあな」




「いいの?」





「別にいい」




そっけないなあ。





「ほら。」





差し出された手が何を意味するのか一瞬わからなかった。





時間差で気づく。



私はその手に指を絡めた。




恥ずかしくて下を向く。













学校へ着くと、明日香に声をかけられた。





「ちょっと、真桜!あんた龍樹と付き合ってんの!?」




「なんで知ってるの?」




「いや、駅で見たんだけどさ。」



「そうなんだね」





「あんたわかってんの!?

龍樹は、Eクラスなんだよ!?

Sクラスの真桜と付き合えるはずないじゃない!」




「なんでそんなスクールカーストがあるの。それがおかしいのよ。」




「たとえクラスが違っても、私は賛成できない。」




「なんで?」





「あなたは知らないの。龍樹のことを全然知らないの。


あなたには、重すぎる。」




「たとえそうだとしても。私はこの想いを諦めたくないの」





明日香は大きく息をついて言った。




「好きにしなよ。もういいや」

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設定タグ:恋愛 , ヤンキー , 幼馴染   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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かぷりちお - コメントありがとうございます!亀更新ですが、完結は必ずしますので、気長に読んでくださると嬉しいです! (2018年8月24日 2時) (レス) id: 0810d4d9bb (このIDを非表示/違反報告)
G - 続き気になる (2018年8月22日 16時) (レス) id: cad32de435 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - 続き書かれる予定はありますか、、、?設定が面白いので思わず読み入ってしまいました笑 (2018年8月22日 11時) (レス) id: 5cff57e74b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かぷりちお | 作成日時:2018年6月27日 19時

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