7人の祓い屋 (ページ12)

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１０話ページ12

一松side

一「ホラ終わったよ。どうする？逃げる？殺す？思い出したデショ？」

そう、思い出しているはずだ。

だってこの話をしている間に記憶の欠片をこいつに返したから

こいつがどうするかは僕には分からない

とても鏡夜に似ている

その銀色の髪の毛も

左右で色が違う瞳も

強い妖力が隠された２つに分かれた尻尾も

その_________

真っ赤に染まった毛並みも

一「なあスズ」

ス「.............」

一「お前____いじめられてんだろ」

ス「.........!!」

一「お前の兄貴も森の奴らからいじめられててさ」

ス「.............」

一「毛並みの所為だっていっつも泣いてた」

ス「.............っ」

一「ごめんなあ.......僕守れなかった.....鏡夜との約束もお前のことも.....本当にごめん.....あの時、あの時鏡夜を守れていれば..........っ」

ス「なんで、なんで謝るんだよ！！確かに俺はお前が憎い！！でも！それはお前の所為じゃないだろ！！お前は！兄貴の願いを最後まで聞いて！兄貴も！お前を信じて死んでいったんだ！！！それなのに！引きずってんな！！ダッセえ！！許しを願っても！！過去を憎んでも！！自分を責めても！兄貴は生まれ変わらない！！俺は！お前の強さに憧れた！でも今のおまえは弱い！！俺でも倒せそうだよw！だから！頼むよ。憧れの紫紺堂の店主でいろよ。」

一「ははは....やられたな......」

ここまで.....そうかぁ

一「ありがとう。スズ」

ス「ふへへw」

一「君を相棒にしてやるよ。」

一「確かここに.....あったあった」

ス「？なにそれ？紐？」

一「敬語使え。紐じゃない。鈴縄。契約の時に使うの」

よっとと言ってスズの首に鈴縄をかけて

一「我が名の下に第2の契約者生まれん」

ス「...........」

一「名は_____黄昏。契約せん！！！」

ス「？！」

パアッと光が出るとスズを包み込み

鈴縄に銀色の鈴が付きチリンッと鳴った

一「これでおまえはもう紫紺堂の従業員だ。恥じぬように日々生きろ。」

ス「は、はいっ！！」

一「まずは挨拶。お前は新人だから....」

ス「ちょっと待った！！くださいっ！」

一「なに」

ス「俺以外にも従業員っているんですか？！」

一「当たり前だろ」

ス「誰ですか？！」

一「水縹さん、菊さん、龍凛さん、孤蛇堕さん、あとスライムもどき達」

ス「多っ！」

一「まあ頑張れよw」

ス「一松さn((「店主って呼べ」ええ？！相棒じゃないすか！！」あ！ちょっとおおお！」