この世界に永遠などない。あるのは、あがなう者の魂の輝きだけだ ページ10
槙島「...かぶき町は放っておくのが一番だ。目当ての物は手に入れた」
無惨「松陽も理解できない男だ。普通になろうとしても普通にはなれない...殺し屋に戻った方がマシだろう。」
...待て
松陽「返せ...!」
槙島「君の人間性を確認するために、彼女をあの場所に置いただけだ。君は本当の自分に...昔に戻れるよ。何故今も尚、本来の自分に反抗するのかな。あのシステムの言いなりになってるかのようだ」
松陽「システムなんかじゃない...弟子が...家族が教えてくれた...!」
槙島「...彼女は一時的にもらっておこう。また君の輝きを見せてくれ」
松陽「...クソ...が...」
夏蓮「薫さん」
薫「...夏蓮ちゃんが一番辛いだろう?母親が消えて...」
夏蓮「私は大丈夫。...誰が世界を繋げているんだろう」
薫「最近は政府非公認の組織が調子にのって、数々の世界線を調べているらしいよ。善人の槙島聖護、システムのない世界、猟犬が普通に笑って生きている世界...今回は本家に近い何かの世界線。」
夏蓮「...いっぱいあるね。」
薫「一番平和なのは...公安の者ではないけど、一般市民としてみんなで楽しく暮らす彼らの姿だった。そこに槙島聖護も...王陵璃華子もいたよ。」
夏蓮「無惨のせいで...あの人の善人という可能性は失われたんだよね。」
薫「俺は奇跡を信じてるよ。きっと元に戻るって...」
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年10月22日 15時