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『もしもし!!!』
宜野座「...あれ?ん???」
『宜野座さん、電波妨害で困ってたんですよね?今妨害を解除しました!電話を繋げたままにしてくれれば位置も取得できます!』
宜野座「もう電池もないが...」
『いいから!あの人さっき私に電話したんですよ。慌てすぎて助けを呼ぶのを忘れてたみたいです』
宜野座「...彼奴が?」
『今も必死に探してますよ。特に槙島聖護...そっちにいますか?』
宜野座「いる。スピーカーモードは入ってる」
『槙島さん、琲世さんがあなたたちを死なせないって云ってました。これから敵になろうが、今は大事な友人だって...』
槙島「わかってるさ。一目で彼女のことがわかったよ」
『...天才ってすごいですね...私たちも全力を尽くします。電話は切らずにそのままにしてくださいね』
宜野座「わかった。」
変な気配がする...間に合う確率は低いな。もう少し生きたかった...俺はまだ...
「鍵はここであってるかァァァ!!!...チッ、なんで柵とかそういうのじゃないんだよ!!!」
「「...は!?」」
「二人とも大丈夫か!?」
宜野座「大丈夫...だが...」
「この遺跡の唐栗攻略に手間取った!唐栗は本当に嫌いだよ!!!」
槙島「まさか...気合いだけで此処がわかったのか?」
「文句は!?」
「「ないです!!!」」
「ここから生きて脱出しよう!お前ら二人の街に帰ろう!」
槙島「...」
「鍵はどれもこれもハズレ...こうなっ」
槙島「...琲世?」
宜野座「何があ」
『...宜野座さん!そちらで何があったんですか!?宜野座さん!!!』
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年10月22日 15時