骨が溶けるまで ページ25
槙島「...君には感謝しかない。ありがとう...」
「泣いてばっかりじゃダメだ。今の自分を貫けよ、槙島」
宜野座「琲世」
「槙島のケアを頼む。夏蓮と薫と零もだからな」
宜野座「わかった。」
常守「大丈夫ですか!?」
夏蓮「お母さんのおかげで助かった...すごく怖かった...」
常守「もう大丈夫。私たちが保護します」
槙島「...琲世」
「私少し休みたいんだけど...」
槙島「...」
「...わかった。まだ傍にいてやる」
虚「私の不老不死と君の力が交わることによって、君は君が望む者となる。どうですか?力が強まる今この時。」
無惨「...いいな...ようやく見つけた。琲世という邪魔な存在を殺した世界線を!迅やチサも全員死んでいる...そもそも産まれていない世界線!なんと素晴らしいことだろうか!!!」
虚「琲世ですか。...彼女の最後の断末魔も、いいものでしたよ。私が協力すべきこととは?」
無惨「娘を拐え。そしてあの家族もろとも消してやる...!」
狡噛「お前は...槙島をどうやって善人側に戻した?いくら善人になれたとはいえ、罪は消えないぞ。」
「私を無惨から庇ってくれた。怖いところもあるけど、最初から優しい人だったよ?」
狡噛「...意味わかんないな。」
「罪が消えないなら金があるんで」
狡噛「お前の家の事情は聞きたくもない。」
「好きにして。そういえば時を守る整合騎士から連絡があって、一人の虚が姿を消したと...そして奈落も彼を追っている。この世界線に」
狡噛「俺たちが住んでいる場所は別々だろ?」
「私たちの世界線は繋り、それで一つとなっている。」
狡噛「...そうか」
「他に世界線がある限り、恐怖は消えない。どんな形であれ...私を殺すという目的は消えないと思う。その運命はもう」
消えないぞ
無惨「必ず殺す」
「話しかけるな!!!」
狡噛「まさか...彼奴が無惨!?」
無惨「お前は恐怖を残す存在。世界線を消す存在。そしてこの世から消えるべき存在だ」
虚「私がいくら死のうと、君が楽になれる日はない」
「...」
助けて...何も云わないで...話しかけないで...
狡噛「なにがなんだかわからない...だがこれだけ云える。お前らが琲世を殺そうとしても、俺が殺させねェ」
「...!」
『犯罪係数36』
宜野座「...下がっている...一時的なもの...なのか?だが...もしかしたら...」
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年10月22日 15時