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本を読んでいたら、いつの間にか眠っていた。彼女たちは何か焦っている様子だったが
槙島｢...？｣
僕は何故...こんなことになっている？目の前の細い柱に手錠で腕を固定され、他は拘束されてないが身動きがとれない。座っていることしかできない
�嬶�｢この剃刀もいい質ですね。...本物に近しい君は、もっと殺し甲斐がありましたよ。｣
槙島｢！？｣
�嬶�｢どうしても本当の世界線には辿り着けませんが、君を殺すのは有意義な時間でした。｣
槙島｢何故僕を...いや、当然か。僕は...｣
�嬶�｢"人を殺したから？"随分と綺麗に洗われたな。やっぱりあの女は厄介ですね｣
槙島｢彼らは関係ないだろう！！！｣
�嬶�｢その発言こそが証拠。君は本物から離れ、皆に必要とされる"槙島聖護"は消えた。時を守る？笑わせないでほしい。一人の役目を奪っといて何を守るだって...？本当に吐き気がしますねぇ...｣
彼が階段を上った先には、彼女の娘である夏蓮が僕と同じような状況下にあった。
夏蓮｢助けて...見えない...薫さん！！！｣
槙島｢�嬶�...いい加減にしろ！！！｣
�嬶�｢本物に近しい彼もまた、こうして女の髪の毛を削っていたね｣
夏蓮｢ひっ...！｣
�嬶�｢いい感覚です。｣
僕はそんなこと...してない...王陵璃華子を殺したが、そんなことは...
夏蓮｢やめ...てぇ...！｣
�嬶�｢髪を引っ張れば、美しい喉元が現れる。君はあの女の喉を...この剃刀で切った。｣
槙島｢やめ...｣
�嬶�｢娘の有効な使い道は、親を苦しませることに使うべきだ。ようやく気づけましたよ！｣
夏蓮｢嫌だあああ！！！｣
槙島｢...！｣
...何も...聞こえない
違う...何か落ちた...まさかあの子の首が...
夏蓮｢お母さん...助けて...｣
槙島｢...｣
｢娘を離せ。次はどの指を落とされたい？｣
�嬶�｢エイム力高すぎですよ...こういう時だけ厄介ですよね...アンタって人は！！！｣
｢皆に必要とされる槙島が消えた...それは事実。だけど代わりに、一部の人間が密かに求めていた結末が訪れた。槙島聖護は善人...世界中の誰かが認めなくとも、私は槙島を認める。｣
槙島｢...琲世...｣
�嬶�｢護衛一人つけずに...君もどうせここで死ぬ定めだ！！！｣
｢四人とも返せ。クズ｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2019年10月22日 15時
