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「...う...ん...」
英智「琲世が起きたぁぁぁ!!!」
バキッ
「うるさい」
征陸「起きて一発目がこんなに強いとは...嬢ちゃんも中々」
ゴキッ
「触れないで」
狡噛「とっつぁんも女の扱い方がわかってないな。女ってのは思考が単じゅ」
ブチッ
狡噛「俺の息子を返してくれェェェ!!!」
「黙れ死ね」
征陸「これで犯罪係数が50以下とは...恐ろしいな...」
英智「何はともあれ、君が目覚めてくれてよかった。槙島聖護も釈放されたよ」
「...槙島さん、も?」
英智「ああ。...記憶に少し影響があるみたいだけど、何か問題は?」
「...」
家族...
「家族に...会いたい...英智は...弟...」
英智「...退院したら行こうか。無惨に植え付けられたものを、ちゃんと取り除こう」
「植え付けられた...?」
英智「体内に変な種がある。それを取り除く手術だ」
狡噛「ようやく息子が戻った...履歴だと、お前がこれまで受けてきた手術よりマシなものだ。別に怖がることはない」
「死ね」
狡噛「なんで俺だけ...」
英智「人間としての機能も、手術が終わる頃には戻ってるはずだよ。一ヶ月頑張ってね」
「...うん」
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年10月22日 15時