検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:276 hit

毒麼慈 ページ1

七海「...また失敗。よく解毒剤を作れたわね。」

薬研藤四郎「かなり時間がかかったよ。なのにこのお人好しは、自分を殺そうとした馬鹿のために薬を使ったんだぞ?」

七海「わかってるわよ。今度は後を追えるようにスケジュールを調整する。」

「懲りないな...せめて八十過ぎでお願い...」

...旦那は、死ぬならせめて"情熱的な恋を見せてほしい"と頼んできた。息子は"死ぬ前に一つぐらい楽しいことをしてきて"と言った。

情熱的な恋をしましょう。ああ、あなたは断るかしら。だから毒で少しずつ苦しもうと考えたの。

心中は素敵なことだもの。叶わぬ恋があったとしても、共に死ぬことができれば魂は共にあると私は信じている。

憂「お母さん...しっかりして...!」

「お母さんは死なないよ...」

憂「ちゃんと毒の巡りを遅くして!鬼殺隊の人たちから教わった呼吸法がある!それなら巡りが遅くなるから...!」

歌仙兼定「そんな呼吸法があるのか...調子が良くなったら、その呼吸法を伝授してくれるかい?」

七海「そこ!話に集中したら救えないわよ!」

薬研藤四郎「救えない状況まで陥れたのはお前だからな!?」

...今は救いたい。まだ心中する時ではないから。

.→



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 戦闘 , 真の最終章
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琲世 | 作成日時:2020年10月21日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。