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「...よくこの小屋を見つけたね。」
三日月宗近「じじいは勘が鋭いからな。...時間遡行軍たちの目的が変わった。お前に力を蓄えさせるために、捕縛するつもりでいる。」
「なら殺すまで。情報感謝するよ。」
三日月宗近「これは俺からの忠告だ。向こうに捕まれば、永遠に殺人兵器として扱われるかもしれない。」
「力を抑えればいい。松陽に殺してもらえるなら最高だよ。」
涙を流す子を見ても、こいつは敵と戦うつもりでいる。俺たちがようやく導き出した答えは、二人の吉田Aと全ての人たちを救う未来。なのに...
三日月宗近「...A」
「動きを封じられたら、それで終わりだけどね。ガムテープで巻かれたり、口を塞がれたりしたらもう無理だよ。力も弱くなってきたからさ。」
三日月宗近「尚更行くな!!」
「行かなきゃいけないんだよ。これが私の罰なんだからさ。」
...ああ、説得は通じない。結局この手段しかない。
「...ッ!」
俺のようなじじいには、他の方法が思い付かない。
「...何のつもりだ?私をその剣で止める気か?」
三日月宗近「自分の命を優先にはするがな。じじいを甘く見ているのなら...それは困る。俺もまだ現役だぞ?」
「はぁ...二人仲良く敵に捕まった方がマシだ。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2020年9月25日 12時