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____普通の部屋。あなたと愛し合った場所だ。
潮見「誠二郎...話したいことがあるの...」
菊岡「...夜には帰ってくるよ。君はずっと、この部屋にいればいいんだ。」
彼は突然変わった。全てが消えたあの日、彼は変わってしまったのだ。もう二度と自分の手から離さないと言って、私を鎖でここに縛りつけている。
潮見「誠二郎っ...!」
菊岡「おとなしくしていてくれ、A。」
...どうしてこうなった?
潮見「違う...彼はあんな人じゃないのに...!」
和人「いませんね...菊岡さんと同居しているなら、この部屋からいなくなるはずがありません。」
菊岡「朝も行ってらっしゃいって言ってくれたんだ。...言った...のだろうか。朝の記憶だけなくて...思い出そうとすると、ずっと頭が痛いんだ...」
和人「必ず見つけましょう!Aさんは菊岡さんの家から出ていくような人じゃありません。きっと...誰かに連れ去られたんだと思います。」
待っていてくれ、僕の愛した人。どうして朝の記憶だけが消えてしまったのか...それはわからない。
でも何年も同じ場所にいたのは変わらない。すぐに見つかるはずだ。
菊岡「キリト君...本当にありがとう。」
君は、何処に消えてしまったというんだ?
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作者名:琲世 | 作成日時:2020年9月25日 12時