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すごい...この人は断言している。普通はできないのに、そのできないことを...
大和守安定「...僕もそうやって言葉にするぐらい、強くなれるかな。」
チサ「なれるわ。強くなるための何かを見つければ、みんな強くなれるものよ。」
大和守安定「何かって?」
チサ「人それぞれよ。自分で見つけなさい♪」
レグルス「手合わせ、頼んでいいか?」
加州清光「俺が?」
レグルス「そうだよ。僕も権能に頼るだけじゃなく、刀を使わなければと思ってね。ようやく彼らと再会できたんだからさ。」
響子「誘拐殺人野郎ー!あなたのことを父と認めた覚えはありませーん!」
レグルス「だからそれを忘れろ!!!全く...殺人だけならいいことを...」
加州清光「殺人ならいいんだ...」
...俺も沖田君を守りたい。でも...ダメなんだ。歴史を変えることだけは...絶対に...!
松陽「加州清光、あなたたちが歴史を変えたくないなら構いません。こちらは頼んでいませんから。」
レグルス「歴史を?来たばかりの僕に説明してないのはどういうことかな。仲間外れ?」
松陽「長話される前に言っておきますが、明日までにはちゃんと説明しますよ。...加州清光、私もあなたたちと同じ想いだ。全ての覚悟が決まった今、私は封印された異人...Aを殺すべきだと考えている。」
レグルス「はっ...!?」
加州清光「お前は...あの女性を愛しているんじゃ...」
松陽「愛しています。誰よりも...だからこそ殺す。それが彼女の願いだからです!」
レグルス「ふざけるな!僕はそれを願っていない!!!」
松陽「強欲な男だ...加州清光、あの強欲な男と手合わせしてあげてください。無欲な男に戻してやるには、それしかありません。」
加州清光「...ッ...」
わからない。こいつらの思考が読めない。
レグルス「僕も彼女の夫だ。誰にクズだと罵られようと...僕も一人の人間なんだッ!!!この願いは決して破らせはしない!!!」
.→←変えたくても変えれない。それは沖田くんの死があったからこそ、今の僕があるからだ。僕はその死を乗り越えてここにいるんだ。
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作者名:琲世 | 作成日時:2020年9月20日 7時