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審神者の誓い ページ42

____私は、僕は審神者に相応しくない。

審神者「こんな僕が審神者でごめんね...」

最近は逃げるようにログインをやめている。審神者として頑張っているつもりだった。でも知らないアルケミストとの連絡なんてできるわけないし、いたとしてもその人は江戸時代だ。

審神者「というか、何で江戸時代に...技術力高かったから当たり前か...」

もし天人が来なければ、江戸はどうなっていたんだろう。もしかしたらそっちが正しい未来だったのかもしれない。天人に打ち勝って、天人の存在を歴史から抹消して...それが正しい世界なんだ。

憂「あの...____くん、一緒にお弁当食べません?」

審神者「...その名前だけは嫌だ。やっぱり審神者がいい。」

審神者と聞いた途端、同級生たちがクスクスと笑い出す。ゲーム世界に溶け込んだおかしな子と笑われているが、ログインすると確かに僕は本丸にいる。本丸での輝かしい日常が当たり前となっていたんだ。

憂「...わかりました!主様、私と昼食を共にしてくれませんか?私は主様が大好きですから!」

審神者「なっ...!い、言い方は変えなくていいんだよ!バーカ!」

憂「はいはい。ほら行くよ!主!」

...一番の親友に救われているな、僕は。

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作者名:琲世 | 作成日時:2020年9月20日 7時

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