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____2020年の春、私はとある高校に進学した。
憂「新入生代表の挨拶...ドキドキする...!」
江戸時代、清水七海という人物が設立した学校。不思議とその学校に惹かれ、私は入学を決めたのだ。
松陽「頑張ってくださいね、憂。」
憂「うん!」
母は私を産んだ直後に死んだ。二十代だった兄さんは母に私を育てるよう託され、それから人一倍私のことを甘やかしていた。
響子「お疲れ様、憂。」
憂「...緊張して疲れた...寝ていいですか?」
響子「寝ていいよ。今日はゆっくり休もうね...♪」
...もし叶うことなら、私も母の顔を見てみたかった。
憂「ん...?見知らぬ写真がありますね。」
響子「部屋を整理をしていたら出てきたものよ。ご先祖様...江戸時代の人の写真なんだけど、顔とか髪型とか私たちそっくり。」
憂「すごい...後ろに名前も記されている。皆同じだね。」
響子「一つわからないことは、赤の他人の名前までここに記されてるってこと。紀之おじいちゃんならともかく、紅葉さんとかポオさんとか...みんな血が繋がってない。」
憂「...家族同然の付き合いなのかもしれませんね。もう少し部屋を整理してみましょう?面白いものがあるかもしれませんよ。」
響子「だね。私もちょっと気になってきちゃった♪」
.→←俺たちが最後に倒す者...それが彼女であることを願おう。攘夷四天王が彼女を殺してくれることを、俺は静かに願う。
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作者名:琲世 | 作成日時:2020年9月20日 7時