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｢...他人に無視されるぐらい、俺は大罪を...｣
たま｢かぶき町四天王は、あなたのことを想って...Aさんを落ち着かせるために、不用意に話しかけないようにと言っていました。｣
｢逆に落ち着けない...でも話されると苦しい。お前たちの知る俺になれないのが...どうしても辛いんだ。｣
ここに来るんじゃなかった。あの暖かい笑顔が全て作られたものだと思えば、それが俺にとって唯一の救いとなる。ようやく救われる。
｢たまさん...だったか。俺は戦うことでこの迷いを晴らせるんだ。今は逃げたい...だから戦える場所を教えてくれ...｣
たま｢優先事項はAさんの身の安全...精神を安定させるためです。ハァシリアンという標的が死んだにも関わらず、江戸の各地にカラントが出現しています。｣
｢カラント...？｣
たま｢はい。カラントの討伐に向かってくれますか？あなたの望み通りに戦えます。｣
｢...本当にありがとう。行ってくるよ。｣
｢これで最後...でも大元であるカラントが見つからないな。｣
キリト｢A、俺も手伝うよ。｣
｢誰だ？｣
キリト｢俺はキリト。えっと...大丈夫だ。今のお前と昔のお前を同じになんてしないし、ちゃんと初対面として扱わせてもらうよ。｣
｢本当か...？｣
キリト｢ああ。俺は今のお前も大切にしたいんだ。｣
｢...俺の名前は吉田A。この世界の人々の救いとなる本たちを守るため、現世に転生した文豪だ。よろしく頼むぜ、キリト！｣
俺は文豪である彼を一人の人間として接したい。文豪として転生した彼は、以前の彼奴とは全く別物なんだ。→←.
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作者名：琲世 | 作成日時：2020年9月20日 7時
