次世代の物語/？？？ (ページ16)

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滉｢...松陽さん、俺は莉愛に会いたい。それは叶わないんですか？｣

松陽｢そうですね...かなり難しいと思いますよ。向こうもあなたと会うことを拒んでいますから。｣

滉｢でも、こう思うんです。俺が築こうとした人生を壊したんだから、責任をもって俺と一緒にいてほしかった。俺はっ...｣

松陽｢...｣

滉｢......松陽さん、どうかあなたの家族にも伝えてください。後悔しない人生を歩んでほしい、と。どうかAさんを大切にしてあげてください。｣

｢...しつこいぞ。｣

チサ｢あなたが憂に会いに行くまで許さない。そして彼らを家族と思うまで、私はずっと付きまとうから。｣

｢はぁ...お前のことは何か受け付けれないんだよ。なのに俺の悩みを何でも打ち明けれる...そんな相手だと思ってしまう。｣

チサ｢その通りね。｣

｢でも俺はお前らの知る俺に戻れない。元の持ち主にこの体は返せない。俺はたった一人で、先生を越えるぐらいの文豪として生きていく。俺たちは...他人なんだよ。｣

チサ｢アンタの気持ちを尊重できない。それぐらい焦ってるのよ...お願い。せめて顔だけでも見てあげて。｣

｢顔だけ...ねぇ。それを子は望んでいるのか？｣

チサ｢私たちが思っているより時間は経つのが早い。もう半年...半年間も憂は実の母親に会えていない。出産直後にあなたの酷い死体を見て...それに泣きついて離れようとしなかった。母親を求めているに決まっているじゃない...！｣