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ハァシリアン「システムコール!」

夏蓮「...期待はずれって言葉、知ってる?」

呪文を唱えさせるはずがない。今まではそれを許していたとしても、私はもう許したくない。

ハァシリアン「ああああああ!?は、母上っ...僕の足がぁぁ!!!」

夏蓮「......雛見沢症候群L5以上の発症を確認。あなたが作った牢獄には清水七海を拷問した跡、それぐらいしかなかった。あなたはアドミニストレータの遺体どころか遺品すら見つけていない!」

ハァシリアン「母上はいる!いつも僕を愛してくれているんだッッ!!!」

夏蓮「あなたは母の死を受け入れているのに、パニック状態になれば記憶が錯乱状態となる。もう手がつけられない。」

ハァシリアン「まだだ...僕は負けないッ!僕は母上のために戦う...愛されるために...また息子である僕を思い出すために!!」

夏蓮「さようなら、ハァシリアン。安らかに死なせてあげる。」

ハァシリアン「...母上...待って」



僕は首を切り落とされた。でも生きている。

ハァシリアン「死ぬなら......お前も道連れにしてやる!!!」

夏蓮「っぅ!?」

ハァシリアン「ヘルメスから託された生物ですよ!可愛い可愛い毒生物の触手...毒よりも辛い方法で殺してあげましょう...!」

もう母上は戻らない。それはもう諦めよう。

だがどうせ死ぬのなら...一人ぐらい道連れにしなくては...!

夏蓮「おにい...ちゃん...!」

ハァシリアン「僕が死んでも、そいつは活動し続ける...その気味の悪い生物を永遠に産み続けるロボットになるかっ...死ぬかはお前次第だ...」

夏蓮「...!」

ハァシリアン「さっさと消えてしまえ!!!死にやがれ!!!」

何度も呪いの言葉を吐き捨てる。Aが最後に産んだ赤子を消せなかったのは残念だが、一人の娘を殺せるのは奇跡だ。

夏蓮「いやっ...助けて!お兄ちゃん!!!」

笑聖「そういう設定は同人誌だけで留まっとけよ...俺の妹に手を出すな!!!クソ死人がッッ!!!」

.→←____お母さんの残した物語だった。



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作者名:琲世 | 作成日時:2020年9月20日 7時

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