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ひたひた、ひたひた。とある本を読んでからそんな音が聞こえた。
チサ「ひぐらしのなく頃に...」
物語の内容は、一人の青年の悲劇から始まる。青年の疑心暗鬼は病へと変わり、自分のいる雛見沢村の人間たちを疑い始めた。偶然が重なり、周囲の人間の言葉が彼を惑わせた。
そして彼は友を殺し、世界線は変わる。
紅葉「見てはならん。この本には強い侵食者が住み着いている。そのせいか、一般の者が読めば物語の病が現実にまで侵食してくる。」
中也「この本に罪はないが、俺たち文豪さえも潜書が難しいものなんだ。弱気なことは言いたくないけどよ...この本が消えるのを、俺たちは見ることしかできない。守れないんだ。」
チサ「...私たちがハァシリアンを殺せない以上、今はここで何かをやりたいの。この本の潜書、私にやらせて。病に侵された私なら問題ない!」
「ひぐらし...?」
紅葉「病室に連れていったのだが、隙を突かれて潜書されてしまった。この潜書は主らの世界線移動と同じようなものだろう?彼女を助けに行けるのは、おそらくお主らだけではないかと考えている。」
太宰「そういや俺たちもまだ試してなかったな。どうします?芥川先生。」
芥川「僕たちも試してみようか。もし不可能だったら...ごめんね。」
マリア「一週間こちらに滞在させてもらいましたので、問題はありません。銀時様、桂様、高杉様と共に参ります。...ご主人様は...」
「私も行く。ここでは何故か私も文豪扱いみたいだから、基本的なことをネコから学んでから行ってみる。」
芥川「...それじゃあ、僕と太宰くんは彼女と同行って形で。先に行ってもらえるかい?」
マリア「わかりました。皆様の代わりに"ひぐらしのなく頃に"という世界を救ってきます。...必ず。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2020年8月9日 13時