図書館の理 ページ15
母上のために、母上のために...その目的だけが僕の生きる意味だ。
あの人のためなら誰だって殺せる。あの人のためなら僕自身さえも犠牲にできる。
マリア「う...ぅ...!」
ハァシリアン「母上、もう少しだけ待ってくれますよね...?絶対に戦えるようにしますから...だから...元の姿に戻ってくれますよね...?」
マリア「違う...私は夢王国の...」
ハァシリアン「そんな冗談を吐く暇があるなら!!!あのお美しい姿を取り戻してくださいよ!!!」
こんなにも愛しているのに...何故通じないのだろう?
ハァシリアン「...でも...愛してくれるなら姿は関係ないですよね。何度も殴ってしまってごめんなさい。これもあなたの復活のため、愛の支配のため...全てはあの女を殺すためなんです。」
マリア「私はマリア...アドミニストレータじゃない...急にこんなこと...言われたって...」
ハァシリアン「アドミニストレータはあなた一人ですよ...?」
マリア「目を覚まして...もうやめてください...!」
谷崎「そこの素敵な殿方、女性をいじめるのは些か趣味が悪いのでは?私のように、女性にいじめられたいのならともかく...そんなやり方は好みません。妄想も捗らない。」
ハァシリアン「はぁ...?母上、ご安心を...邪魔者は僕が消し去ってあげますからねぇ...!」
谷崎「...説得に応じないとは思いましたが...応じてくれれば、こっそり楽に殺してあげたというのに。これもAさんの頼みなので、悪く思わないでくださいね?」
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作者名:琲世 | 作成日時:2020年8月9日 13時