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その歌が私を現実に戻した
姫宮「会長の友達なんだろ!会長に恥じない強さを見せろ!」
弓弦「坊っちゃまの云う通りです。サリアさんの期待に応えてみせなさい」
毒のある言葉と心地のいい歌声だった
笑聖「もしもの時は、俺の身体に母さんの魂を入れてくれ。母さんより頑丈な自信がある!」
サリア「そうねえ...意思だけじゃあ魂も持たないもの。まだ刀は返せない!その歌が彼女の安定剤よ!」
日々樹「聞きましたね?英智。私たちのアンサンブルをここで響かせましょう!」
英智「全ては彼らのために!!!」
...
「いつも...迷惑かけて...ごめんねぇ」
笑聖「責任は全部俺が背負う。母さんの魂も、父さんの魂も、朧の魂も。ここで滅ばせることを約束しよう」
大人に...なっていたんだなあ
リトルミル「動...動いたら殺すぞ!!!」
サリアの力を少しだけ分けられた。どの刀でも彼奴の呪いを断ち切ることができる
リトルミル「...俺の...俺の呪いがあ...!」
英智「(僕らはまだ歌える...彼女は褒めてくれた。誰よりも認めてくれた。)」
誰かに気持ち悪いと蔑まれようと、敵として恨まれようと別にどうでもいい。学院の秩序を正し、常に僕らがトップ。彼らを強制で幸せに導く。それさえできれば別によかった
それらを払いのけて、彼女は毒を吐きながらすごく褒めてくれた。あの時君に刃を向けてすまなかったと云いたい。お礼を云いたい
今度こそ正しいやり方で学院を変えたい
リトルミル「うらァ!!!」
日々樹「英智!」
まだ歌える。最後までこの歌を届ける
零「我輩たちに頼れ。お主らだけでは、あんな化け物に太刀打ちできないだろう」
姫宮「お、お前...!」
明星「集めれるだけ集めた!僕らの歌でみんなが立ち上がれるなら、せいいっぱい歌う!」
オリオン「呪いは俺が消す。歌うんだろ?彼奴のために。」
英智「最後まで歌うよ。僕らの歌をみんなの心に響かせるために。」
オリオン「...戦いは武器と魔法を使うだけのものだと思っていた。歌で味方を鼓舞する...そんな美しい戦い方もあるんだな。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年8月18日 20時