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時はすぎて、いよいよ私たちが出るゲームの出番になった。




待機室に行くともうすでに納棺師さんが待機していた。






『…』






「…」






こ、これは話しかけた方がいいのだろうか?なんとも気まずい‥






しかし、納棺師さんはあからさまに視線を背け私から距離を取ろうとしているのが丸わかりだ。





嫌われてるもんなあ‥私‥





そう思い、イライとサベダーさんが来るまで大人しくしておこう。肘を机に着きながら手に顎を乗せて待っていた。






























『待って。遅すぎんか?』








かれこれ10分は待ってるぞ。嫌だぞ、嫌われていると分かっている人と2人きりが続くなんて









「遅いですね」






『っ!、そ、そうですね』






私の方は見ていないが、目を伏せながらそう言う。






一方、私の方は心臓バクバクだ。あまりにも心の準備が出来ていなかったため、とても頭が混乱している。





それから突然納棺師さんが立ち上がり私の隣の席まで座った。






思わず体がのけぞる。







「…イソップです。」






『は、はい?』








「イソップカール。‥僕の名前です。」










『カールさん‥ですね。よろしくお願いします』







彼はイソップカールさんと言うらしい。私が名前を復唱すると彼は満足げに微笑んだ。






私はそれを見て少し顔が引き攣る。







「ゲームが始まったら…納棺‥するために、あなたの顔を見せてください。」






『納棺?』







「すぐに」






『えっ…?』







「悪い!!遅くなった!」





急に待機場所の扉が開いたと思ったらサベダーさんが息を切らしてやってきた。






「みんなすまないね。さっきのゲームが長引いたんだ」





そして後に続くイライ









2人は想定外にもゲームが長引いてしまったようで急いで席に着席する。






もうすぐ試合が始まる。








…納棺師、、カールさんが納棺するためには顔を見る必要があるんだ。でも、どうして始まってすぐに…?








難しい顔をさせながら考えている私を見て幾分か柔らかく目を細めるカールさん








その2人の姿を見るイライは無表情だった。

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こなつ(プロフ) - すごく面白いです!ノートンも推してるので絡ませてくれて嬉しいです…(>_<)❤️更新楽しみにしてます! (2022年8月19日 17時) (レス) @page14 id: 69f5122ea8 (このIDを非表示/違反報告)
茶碗(プロフ) - 社畜那須さん» ありがとうございます( ; ; ) (2022年3月8日 1時) (レス) @page14 id: ef931e52a4 (このIDを非表示/違反報告)
社畜那須 - めっちゃ面白いです!! (2022年1月18日 5時) (レス) @page13 id: 29eaa28498 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茶碗 | 作成日時:2021年11月25日 1時

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