【ONE PIECE】レストランオパール営業中 (ページ26)

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聖地マリージョア

そこは争いとは無縁の世界が広がる
まさにエデンの園

その地に踏み込めるのは、世界政府を作ったとされる王達の末裔である天竜人のみ

そしてその天竜人の、つまり世界の頂点にたつのが５人の老師たち

その名も五老星

世界政府に君臨する５人の最高権力者達

彼らは日々世界をあるべき姿にするため
日夜世界の均衡を保つべく画策している

まさに世界の平和の裏には五老星あり

しかし、彼らも高齢
ハードなスケジュールに彼らの体は既に悲鳴を上げる

ここらで息抜きをあたえなければならない

「ハマチを頼む」

「わしはトロを」

「ワサビをくれ」

今俺はマリージョアで寿司を振る舞っている
見た目がおじいちゃんだからか、寿司を食べる光景が様になっている

俺はハマチを握り、皿の上におく

「ん"ん"、シャリとハマチが上手く溶け合うな」

『良い米使わして貰ってますから』

「さすが"泰楽"じゃろうて」

Ｓランク米"泰楽"

米の階級E～Sとあるなか
最高峰のSランクに分類される収穫率34.5％の超米

市場に出回れば１㎏時価１０００万は下らないだろう

「して、Aよ。今宵わしらに頼みがあると聞いたのだが」

そう
今日は寿司を振る舞うことと他にとある用件で赴いたのだ

『はい、実は天竜人が『Venus』をどう思っているか聞きたくて』

「『Venus』・・・・・・」

「たしか、お主が新たに立ち上げた雑貨屋じゃったな」

『Venus』というワードに五老星の方々は既に知っていると頷く

「わしらも奴らからマリージョアに『Venus』の支店を設けて欲しいとせがまれていたところだ」

「奴らもお主が開発した"菓子"や"かっぷらーめん"に興味深々といったところじゃ」

よし、天竜人達も『Venus』の支店が欲しがってる
これなら・・・・・・

『条件を呑んでくれるなら、支店をマリージョアに建てましょう』

五老星に向かって生意気というか、調子に乗りすぎだが、ドフラミンゴさん曰く強気の姿勢を保たないと商談はうまくいかないとか

「条件？」

「それ次第で支店を、のう」

「では、その条件とやらを聞かせてくれ」

『はい、その条件は___________________』