【ONE PIECE】レストランオパール営業中 (ページ14)

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パチパチと炭火から火花が散る

その上で、注文されたつくね、レバー、ぼんじり、ねぎまが並べられている

時折、あぶらが落ちるとジューと音をたてる

基本俺は焼き鳥をミディアムレアで焼き上げる
その方が肉も熱々のままで、肉汁の甘味も強烈だからだ

すると、つくねとねぎまが焼き上がった

『はい、つくねとねぎまです』

はいっと青雉さんと赤犬さんの皿に置く

青「おっ、うまそー

はー、はふっあっふ！

うんま！

あ"あ"、これが生と合うのよ～」

ねぎまをハフハフと噛み締めながら、ビールをあおる

赤犬さんは犬舌だからか、熱々のつくねなんて目じゃなかった

そして、生を飲み切ると

赤「うぬ"、生がなくなりよった」

『次は何のみます？』

赤犬さんはしばらくメニュー表を見つめると

赤「この東の海セレクトの"凪"ちゅうのは清酒か？」

『あっ、そうですよ
最近仕入れた清酒なんです』

赤「そうか

そんじゃあ、それを頼む」

『はい、少々お待ちを』

冷蔵庫から精密に作られた藍色のガラス瓶をとりだす

『こちら、東の海セレクト、新シリーズの
"凪"でございます』

赤「ふむ」

この"凪"

実は精米歩合５０％以下の純米大吟醸酒で
なかなか、なっかなか！出回らない代物なのだ

清酒を作っているところへ直接交渉しにいったほどだ

自分でも飲んでみたが

これほど香りが上質で雑味のない後味がスッキリとした清酒は初めてだった

赤犬さんがグビッと一口飲むと

目をカッ！と見開いた

迫力凄・・・・・・

赤「純米の大吟醸か」

そして、もう一口

赤「ん"、うまい」

『あっ、レバーとぼんじり焼けましたー』

レバーもぼんじりを皿に置くと、黄猿さんと青雉さんの空のグラスを片付ける

黄「A君、わっしひなた燗お願いね～」

青「俺は～、スコッチかなー」

『はいはい、ひなた燗とスコッチですねー』

『スコッチは氷割りで？それとも水割り？』

青「うーん、氷割りかなー」

青「あっ！あと皮の塩ちょうだい」

『はい、わかりましたー』

冷蔵庫から皮の串をとり

塩をちょっと振りかけ、炭火であぶる

そして、スコッチはグラスに氷をカランっといれ、スコッチを注ぐ

パキッパキッと音がするが
個人的にこの音は気に入っている

グラスを青雉さんに運ぶ

青雉さんはスコッチとお通しのなめたけ冷奴をチビチビと食べながら
スコッチをぐいっと飲んでいた