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百七十三年目 ページ9

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Aを呼びに行ってから少し時間が経った。

だが、一刻も早く安全を確保したい俺はその短い待ち時間に苛つきを募らせる。


沖「もしかして…このままA連れて逃げてやせんよねィ…?」


目の前の扉に手をかけた。

その刹那、吹き飛ぶように扉が此方に押され、そのまま俺も後ろへと飛ぶ。


沖「っ……!?」


硝子の割れた扉の隙間からは、見馴れたチャイナ服が蹴り飛ばした体制のまま空中で此方に傘を向けていた。


威「全く…いちいち邪魔しないでよね」


同じく宙に浮いた俺に飛ぶ弾丸。

全てがゆっくりに見えた。

幾つもの戦場で戦った筈が、自分でも笑ってしまうほど明らかな死を実感する。


威「バイバイ…おまわりさん」


俺を貫く無数の弾は、体に穴を開けた。

傷みは後から来るらしく、今は全く傷みを感じない。

背中が地面に着いているのが分かった時、全身が酷く痛いのを感じる。

身が細々に引き裂かれたような傷み。


貴「っ…総悟……!!」


視界の端に捉えた姿。

チャイナは手を出すことも無く俺を見ている。


貴「ごめんなさ…総悟っ…!!」


ボロボロとAの頬を伝う涙。

掬ってやりたかったが手が言うことを利かない。

口の中に広がる鉄の味。

それを吐き出し、Aに語りかける。


沖「____、_______。」


目を見開くA。

だが、俺が良いよと微笑むと直ぐに頷いた。

最後になるかもしれない、俺のわがまま。


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たろ。(プロフ) - んっ!?新八くんは!? (2022年3月7日 14時) (レス) @page23 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - Omayuさん» もはや姉御を飛び出して女王様… (( 風邪ひいてしまいましたよ…安定剤と風邪薬下さい() (2017年10月26日 16時) (レス) id: c64bf4929c (このIDを非表示/違反報告)
Omayu(プロフ) - 氷雨さん» 末期の厨二病が発令しだして…誰か安定剤を(( いやいや、貴方は姉御ですよ!?お嬢様の姉御ですよ!?女王じゃないですか(( (2017年10月24日 21時) (レス) id: fa9ac44873 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - Omayuさん» ふふふ、私は新世界の神d((殴 こ、こんな所にお嬢様が!?お、お嬢様ァァァ!(( (2017年10月24日 21時) (レス) id: c64bf4929c (このIDを非表示/違反報告)
Omayu(プロフ) - 氷雨さん» あだ名が姉御とは…主、何奴!?(( 私も、皮のパンツ履いてったら何故かあだ名がお嬢様になりましたwwなつかしいw (2017年10月24日 21時) (レス) id: fa9ac44873 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Omayu | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年9月25日 23時

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