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百八十年目 ページ16

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あの後、どうにか総悟のことを理解してもらい、私と総悟の関係はほぼどうでもよくなっていた。



そして、年月は過ぎ_



貴「総悟ー。血ちょうだい。」

沖「へいへい、分かりやした。」


人の血の味がする総悟の血は、私にとっては最高の食材だ。

誰も殺さず、自分の考えを貫こうとした結果は予想以上に素晴らしいものだった。

牙を突き立て、血を飲む。

慣れた総悟は特に反応することなく本をペラペラとめくっている。


貴「ごちそーさま。」


牙を引き抜く。

真撰組の皆は、あの頃に比べればずいぶんと大人びており私と総悟だけが唯一昔のままだ。

え?終さん?

まぁ、なんやかんやであの人も人間に戻る道を選んだ。

彼曰く「これから老い先永い二人の邪魔はできない」とのこと。


沖「なぁA。」


ふと、本から顔を上げこちらを見る。

すっかり成人した総悟は、見た目こそ変わらないが纏う雰囲気は落ち着いていた。


貴「なぁに?」

沖「子供作りしやしょう。」


前言撤回。

彼は今も昔も変わらず最低です。


貴「良い感じにナレーションしてやったのに…くそ」

沖「終兄さんの説明が下手すぎるんでさぁ。何やかんやって…人に戻るにはもっと複雑な設定ありやしたよね?」

貴「それは番外編で書くっつってんだろうが!!台本読め台本!!」

沖「この人外恋愛あはんストーリーは全てが完全アドリブでさぁ。」

貴「そうだったね!!そういやそうだったね!!」


二人で始まる討論。

こればっかりは変わらない。


この先も、ずっと総悟と歩んでいくのだろう。

勿論、喧嘩したり不安になったりもする。

だけど、これはこれで


貴「幸せ…かな」


風に吹かれた髪をちらりと目の端で捉えると、総悟の傍らでやんわりと微笑んだ。

まだ彼には内緒の、お腹の命を抱いて。





END

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たろ。(プロフ) - んっ!?新八くんは!? (2022年3月7日 14時) (レス) @page23 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - Omayuさん» もはや姉御を飛び出して女王様… (( 風邪ひいてしまいましたよ…安定剤と風邪薬下さい() (2017年10月26日 16時) (レス) id: c64bf4929c (このIDを非表示/違反報告)
Omayu(プロフ) - 氷雨さん» 末期の厨二病が発令しだして…誰か安定剤を(( いやいや、貴方は姉御ですよ!?お嬢様の姉御ですよ!?女王じゃないですか(( (2017年10月24日 21時) (レス) id: fa9ac44873 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - Omayuさん» ふふふ、私は新世界の神d((殴 こ、こんな所にお嬢様が!?お、お嬢様ァァァ!(( (2017年10月24日 21時) (レス) id: c64bf4929c (このIDを非表示/違反報告)
Omayu(プロフ) - 氷雨さん» あだ名が姉御とは…主、何奴!?(( 私も、皮のパンツ履いてったら何故かあだ名がお嬢様になりましたwwなつかしいw (2017年10月24日 21時) (レス) id: fa9ac44873 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Omayu | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年9月25日 23時

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