検索窓
今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:183,007 hit

14*sideJ ページ15

.


.



外の鳥の鳴き声がうるさくて、珍しく自然と目を覚ました。



…いやー、よく寝たな。翔、熱下がったかな…。



大きく伸びをして隣を見ると、そこにいるはずの翔がいなかった。




「あれ!?翔!?どこいったんだ!?」



飛び起きて、トイレ、父さんの部屋、と見たけど、誰もいない。



…父さんまでいないし。



俺が眠ってる間に夜中に何かあって病院いったとか?



ずっと眠っていたのを後悔しながら、トボトボとリビングまでいくと、朝ごはんの匂いがした。



「…あれ?父さんと、翔じゃん。」



そこには、席について本を読んでる翔と、朝ごはんを机においてる父さんがいた。




「おはよ、潤^^。朝ごはんできてるよ。」




「潤兄、起きるの遅い!何しても起きないから先に起きちゃった」



昨日より調子良さそうにしゃべってるってことは、治ったのだろうか。



「…なんだよー。めっちゃ探したわ。もう治ったの?」



「うん!もう元…「微熱あるし、咳もいつでるか分かんないんだから大人しくしてなさい」



両腕をあげながら言う翔を遮って、真顔で言う父さん。



「はーい…」



さっきの表情は消えて、ふてくされて、口を尖らせる翔。




「ほら、食べるから潤も座って?」



翔のとなりに座って、横を見ると、未だにふてくされてる(笑)


「ずっとそのままだと、兄ちゃんがキスするぞ」



そう言うと、サッと口を戻した。


「潤兄きもっ!」



「冗談で言ったのに…。」



昨日の可愛い翔はどこにいったのか…。



傷ついてる俺を見て、父さんはケタケタ笑っていた。



…笑い事じゃないわ!


「よしっ、食べるか!」


お父さんの掛け声で、みんな手を合わせる。



「「「いただきます!」」」



今日は平和に過ごせそうだ。



…END…


.


.

1*sideS-リクエスト-→←13*sideJ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (101 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
270人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(`・З・´)(プロフ) - 遅くなったけど完結おめでとうございますー! (2016年11月3日 21時) (レス) id: 3ccc0bb564 (このIDを非表示/違反報告)
Merry(プロフ) - り〜ちゃんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!落ち着いたら、書くところを新しく設けてから書こうと思います!2つも見てくださってありがとうございます!これからもよろしくお願いします(*^-^*) (2016年10月15日 21時) (レス) id: 753f5a7036 (このIDを非表示/違反報告)
り〜ちゃん(プロフ) - お疲れさまでした!この作品が大好きだったので終わってしまうのは寂しいです泣 落ち着いたらまた書いてくださいませんか? 実は「山々の日常」も大好きので、これからも頑張って下さい!応援しています! (2016年10月15日 0時) (レス) id: 8eaabea45d (このIDを非表示/違反報告)
Merry(プロフ) - 明悟翔さん» ありがとー! (2016年10月14日 21時) (レス) id: 753f5a7036 (このIDを非表示/違反報告)
明悟翔(プロフ) - Merryさん» 完結おめでとう! (2016年10月14日 21時) (レス) id: f03950a839 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Merry | 作成日時:2016年9月21日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。