You and me...

決死の告白 ページ6

今でも思い出すと胸が痛む・・・。
彼に想いを告げたあの夜のこと―。


それは私とｼﾞｮﾝｳﾝの高校の卒業式だった日。
私たちは家族ぐるみでお祝いをしてもらっていた。


ｼﾞｮﾝｳﾝの家で。
ｼﾞｮﾝｳﾝのお母さんとうちの母が作ったご馳走を食べて。
ホームパーティみたいに。


夜、少し酔った大人たちはまだ飲み足りなかったみたいで
「ちょっと外で飲んでくるわ＾＾」って言って楽しそうに出かけていって。


この頃少しやんちゃな遊びに興味を示していた弟のｼﾞｮﾝｼﾞﾝは、
両親がいなくなるのを見ると、今だとばかりに夜遊びしに行った。
ｼﾞｮﾝｳﾝが言うには、年上のやんちゃ仲間にバイクに乗せてもらってるんだって話だった。


二人取り残された私たち―


「私たちの卒業祝いなのに・・・みんないなくなっちゃったね」

YS「俺たちもビール買ってきてこっそり飲むか(笑)」


ちょっといたずらっぽい笑顔を向けてきたｼﾞｮﾝｳﾝ。
彼にも聞こえるんじゃないかってくらい、心臓が音を立て始めて―
息が苦しくなりそうだった。


あと何日か後には私もｼﾞｮﾝｳﾝも、ﾁｮﾝｱﾝを離れなければならなくて。
大好きな彼の笑顔も―もうこうやって目にすることはないと思ったら悲しくなった。
今まで、毎日顔を合わせていたから・・・。


言うなら―今しかないんじゃないかって。
そう思って。


「ねぇ・・・ｼﾞｮﾝｳﾝ」

YS「んーー＾＾」


床のラグの、ｼﾞｮﾝｳﾝのすぐ足元に座っていた私は
ソファに腰掛けた彼を見上げた。
優しく微笑むｼﾞｮﾝｳﾝが―大好き。


「あの・・・ｼﾞｮﾝｳﾝの部屋行きたい」

YS「・・・A？」

「ｼﾞｮﾝｳﾝに。私のﾊﾞｰｼﾞﾝ・・・もらってほしい、です」


そう告げて、私は思わずぎゅうっと目をつぶった。
自分の心臓の音が耳の奥にこだましていた。


自分でもとんでもないことを言ってるってわかっていた。
だけど、長年の付き合いだからこそ・・・この恋心をどう伝えたらわからなくて。
彼に妹とか家族ではなく、女の子として見てもらいたくて。


この告白に精一杯の気持ちを込めた。


私の。
生きるか死ぬかっていう告白だった。

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