気まずい・・・ ページ44
ジョンウンに握られた右手が熱い・・・。
いや、手だけじゃなくて。
顔も、心も。
怒ってないって言いながら、片肘で頬杖をついてそっぽを向いてしまったジョンウン。
こういうところは―お兄さんというよりも男の子って感じだ。
煙草の香りって、実は案外嫌いじゃないんだけど。
だってどこか大人って感じでしょ。
でもジョンウンが私の体を気遣ってくれているのがわかるから、これ以上何も言えないな。
「・・・」
YS「・・・」
はぁ〜〜気まずい。
どーしてくれんのよ、この雰囲気。
ああ、でも。
ジョンウンの手があったかいからもう少しこのままでいたいかも・・・。
LT「はいは〜い、ごめんね〜遅くなっちゃった^^」
「!!!」
YS「んーー。おかえり・・・」
イトゥクさんが戻ってきて、私はあからさまにびくっと体をこわばらせた。
ジョンウンはイトゥクさんの方を全く見ないで、不機嫌そうに返事をする。
それより手!手離そうよ!!
「い、イトゥクさん!電話大丈夫だったんですか?!」
LT「んっ。平気平気^^何?二人は僕がいない間にケンカでもしちゃったわけ?」
YS「んーー。そんなんじゃない^^」
この様子でそう見えるのかな・・・?
な、なんかイトゥクさんに試されてる?私たち・・・。
こんなにも私は動揺してるっていうのに、ジョンウンはまたいつもどおりのジョンウンだし。
LT「あれ、イェソンのケータイ鳴ってない?」
YS「あ。ホントだ」
テーブルに置かれたジョンウンのケータイが小刻みに震えていた。
ジョンウンがそれを取ると、ようやく私の手は解放された。
YS「ちょっと出させて?」
イトゥクさんが、うんうんと頷いた。
YS「ん。え・・・マジ?そうか。
んーーわかった」
私はジョンウンが電話している様子を見守っていた。
抑揚が無い話し方だけど―なんか顔つきが少し暗くなった気がする。
なにか良くない電話なのかな?
YS「はぁ・・・悪い。俺ちょっとだけ抜ける」
LT「なに?仕事?」
YS「ん。」
こんな急に、お仕事なんて・・・。
この人たちホントに忙しいんだなぁ。
YS「Aとヒョン・・・二人で大丈夫?」
ジョンウンが、私とイトゥクさんを不安げに見回した。
えーっと。
それは一体どういう心配?
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Mercury zero(プロフ) - ..yrs..さん» おお!まさか私の作品も見に来ていただけるとは!感激でございますっ><浮気ですか・・・それは是非とも兄さんに鞍替えしてほしいところですな(笑)しかし、私の書く残念兄さんじゃ無理くさそうですが;;このお話では〜一応後半でshow you the faithしてます(笑) (2013年4月26日 22時) (レス) id: 92a1792e3e (このIDを非表示/違反報告)
..yrs..(プロフ) - 初めまして!いや、昨日コメント頂いて感動した者です(笑)まだ7話目ですがドキドキ!今後の2人の展開が楽しみ~^^常にイェソンに浮気してるウギペンなのでイェソンのお話大好物です~(笑)♪keep the faithいい言葉です☆ (2013年4月26日 15時) (レス) id: df1c68db7c (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま あんにょ〜ん♪コメありがとうございます!面白い打だなんて・・・恐縮です。小心者なので(笑)じわじわ更新ですが、キュンキュンとかドキドキとかお届けできたら嬉しいです^^こちらこそ今後も宜しくお願いしますね♪ (2012年11月6日 9時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - na2Wookさま コメありがとうございます!キュンキュン!それこそが私がお届けしたいものなのですよ!そう言っていただけてホントに嬉しいです♪これからの更新の励みになります〜^^ (2012年11月6日 9時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - るいこすたさま きゃ〜〜!前作からとか!どうしよう、嬉しくて大変!ありがとうございます〜^^我ながら、このイェソン兄さんにはじれったくてイラついてますが(笑)引き続き見守っていただけると嬉しいです〜♪ (2012年11月6日 9時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mercury zero | 作成日時:2012年10月26日 23時