警報-YS ページ45
YS「はぁ・・・悪い。俺ちょっとだけ抜ける」
思わずため息が出てしまった。
オフだろうがなんだろうが、かかってくる電話。
まぁこんなの、俺だけじゃなくてメンバーは日常茶飯事だけど。
LT「なに?仕事?」
YS「ああ。シンドンのラジオ番組のゲストに穴が空いたらしい。
少しでいいからつなぎで埋めてほしいってさ」
LT「うわ、マジか〜。そのラジオ局なら遠くはないけどな」
YS「俺よりトゥギヒョンのが向いてるんじゃ・・・」
LT「イェソンが頼まれたんだから、行ってきなさい^^」
YS「はい・・・」
だよな・・・。
くそ・・・こんなときに。タイミング悪いったらないな。
俺はジャケットを羽織って、車のキーを取り出した。
YS「Aとヒョン・・・二人で大丈夫?」
LT「大丈夫って、なにが^^」
俺は心の中で舌打ちをした。
ヒョンのその笑顔。
今、一番信用ならない・・・。
俺の中の警報が―さっきから鳴ってるんだよ。
何に対して?そんなの決まってる。
アンタとAを二人にしたらまずいって意味でだよ。
俺の直感・・・良くも悪くも当たるからな。
それがわかってるのに、行かなきゃいけないなんて。
「ジョンウン、お仕事なんでしょ?私は大丈夫だよ。
イトゥクさんと二人で待ってるよ^^」
LT「そそ^^気をつけて行っといで〜」
YS「・・・」
Aは―多分俺に気を遣ってる。
ああ、もう。仕方ないな・・・。
YS「わかった。2時間・・・いや1時間半!今から1時間半で戻るから!
それまでトゥギヒョンもAもここに居てくれよ?!」
LT「なんだよ、そんなに焦らなくていいからさ^^」
YS「・・・っ!」
俺は流星の如く、店をあとにした。
*
SD「イェソンヒョ〜ン!早かったね。困ってたんだ、助かったよぉ〜!」
車を走らせてわずか10分ほどのところにあるラジオ局。
普段は機転が利くシンドンが、珍しく弱音を吐いていた。
だけど今はそんなのにかまってる暇はない。
YS「何やればいいんだ」
SD「えっ?」
YS「あと1時間だ。俺は何をやればいい?」
SD「1時間ってイェソンヒョン?!てかなんか怒ってる?!」
YS「早く終わらせるぞ」
そのためには歌でもトークでも。
なんだってやってやるよ。
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Mercury zero(プロフ) - ..yrs..さん» おお!まさか私の作品も見に来ていただけるとは!感激でございますっ><浮気ですか・・・それは是非とも兄さんに鞍替えしてほしいところですな(笑)しかし、私の書く残念兄さんじゃ無理くさそうですが;;このお話では〜一応後半でshow you the faithしてます(笑) (2013年4月26日 22時) (レス) id: 92a1792e3e (このIDを非表示/違反報告)
..yrs..(プロフ) - 初めまして!いや、昨日コメント頂いて感動した者です(笑)まだ7話目ですがドキドキ!今後の2人の展開が楽しみ~^^常にイェソンに浮気してるウギペンなのでイェソンのお話大好物です~(笑)♪keep the faithいい言葉です☆ (2013年4月26日 15時) (レス) id: df1c68db7c (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま あんにょ〜ん♪コメありがとうございます!面白い打だなんて・・・恐縮です。小心者なので(笑)じわじわ更新ですが、キュンキュンとかドキドキとかお届けできたら嬉しいです^^こちらこそ今後も宜しくお願いしますね♪ (2012年11月6日 9時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - na2Wookさま コメありがとうございます!キュンキュン!それこそが私がお届けしたいものなのですよ!そう言っていただけてホントに嬉しいです♪これからの更新の励みになります〜^^ (2012年11月6日 9時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - るいこすたさま きゃ〜〜!前作からとか!どうしよう、嬉しくて大変!ありがとうございます〜^^我ながら、このイェソン兄さんにはじれったくてイラついてますが(笑)引き続き見守っていただけると嬉しいです〜♪ (2012年11月6日 9時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mercury zero | 作成日時:2012年10月26日 23時