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委員会の仕事を手伝ってから数日、あっという間に終業式の日になった。
この時間は出席番号順に通知表が配られていて、少し前にショウが呼ばれて教室を出ている。
教科書類を鞄にしまいながらショウの居るであろう方向を見つめていると、ロウが言った。
「そういや、今のお前と星導の関係って何？」
「けほっ…、え？」
ちょうど飲んでいたお茶が気管に入りかけて咽る。
混乱しながら聞き返すと、今度は“付き合ってんの？付き合ってねぇの？”とかなりストレートな質問が飛んでくる。
「付き合ってないよ」
「え、あんな距離近いのに？」
「まぁ、元が幼馴染だし…」
自分に都合の良い言い訳をしながら、心の中でマナの発言に大きく頷く。
あの日から、ショウの距離感がおかしくなってしまった。
それはもう、周りから付き合っていると思われても文句を言えないくらいに。
最初は全員にそうなのかと思って見ていたけどロウやマナに対しては今まで通りだし、女子に至っては心做しか以前より遠い気すらする。
そのことに気がついてからは、ふとしたことで期待をするようになった。
「うわ、顔赤っ。ほんとよくバレないよな」
「ショウ鋭いのにね」
「そういうとこだけ鈍感なんじゃね？」
幼馴染が自分のことを好いていた、なんて知ったら普通は遠ざけるはずなのに、何なら接近されている。
単純にバレていないだけか、あるいは。
浮かんだ願望を無理矢理押し込めた。
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sutoro(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！最初の方は私も書いてて苦しいシーンが多かったです…終わり方結構悩んだのでそう言っていただけて嬉しいです！こちらこそ、読んでいただいてありがとうございました！ (12月26日 12時) (
レス) id: 47c1806eee (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 素敵すぎて…😭😭最初の方がどうも不穏でどうなっちゃうのかずっとしょぼしょぼしてたんですが、きれいに優しくまとまってて泣きそうになっちゃいました……素敵な作品をありがとうございます💕💕 (12月26日 0時) (レス) @page40 id: 93744aa2ce (このIDを非表示/違反報告)
Mer(プロフ) - トヲルさん» コメントありがとうございます！励みになります。更新頑張ります！ (12月12日 19時) (レス) id: 47c1806eee (このIDを非表示/違反報告)
トヲル(プロフ) - コメ失礼します！読んでいて心の涙腺めっちゃ崩壊しまくりました！更新応援してます！コメ失礼しました！！ (12月12日 18時) (レス) @page19 id: 1464d042d3 (このIDを非表示/違反報告)
Mer(プロフ) - 四肢さん» すみません。今気付きました。ありがとうございます！ (12月11日 1時) (レス) id: 47c1806eee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mer | 作成日時：2023年12月10日 18時
