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朝。身支度をして家を出ると、ちょうど同じタイミングで隣の家のドアが開いて、ショウが出てくる。
「おはようございます」
「おはよう。えっと、珍しいね。時間合うの」
「合わせました。Aさんいつもこの時間に出てるので」
「そう、なんだ」
“行きましょ”と言われて、頷く。
隣のショウがあまりにも平然と隣を歩くから、今までも毎日一緒に登校していたと錯覚しそうになる。
合わせたってなんだろう。
そんな約束をした覚えはないし、メッセージアプリにも何も届いていなかった。
好きだからいいけど、登校時間を把握しているのは一歩間違えたらかなり危ないんじゃないか、と思う。
思ってから、そういえば好きだったんだと改めて意識する。
途端に距離が近い気がして、髪崩れてないかな、汗臭くないかな、なんて人並みのことを考えているうちに教室の前まで来ていた。
「あれ、2人で来るん珍しいな。ちゃんと話し合ったんや」
「おかげさまで。一緒に登校するくらいには仲良しですよ」
「お前めちゃくちゃ真剣な顔で俺らの所来たもんな」
教室に入って席に着くと、先に来ていたマナとロウがニヤニヤしながらこちらを見てきた。
確かに昨日、2人に相談したと言っていた気がする。
そんなに真剣に考えてくれたと思うと嬉しくて、自然と口角が上がった。
「Aはなんでそんなに嬉しそうなん？何かあった？」
「いや…まぁ、うん。仲直り出来て嬉しかったのかも」
本当は別の理由があったけど、仲直りなんて子供っぽい言葉を使って誤魔化した。
これからは今日みたいに、一緒に登校出来るのかな。
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sutoro(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！最初の方は私も書いてて苦しいシーンが多かったです…終わり方結構悩んだのでそう言っていただけて嬉しいです！こちらこそ、読んでいただいてありがとうございました！ (12月26日 12時) (
レス) id: 47c1806eee (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 素敵すぎて…😭😭最初の方がどうも不穏でどうなっちゃうのかずっとしょぼしょぼしてたんですが、きれいに優しくまとまってて泣きそうになっちゃいました……素敵な作品をありがとうございます💕💕 (12月26日 0時) (レス) @page40 id: 93744aa2ce (このIDを非表示/違反報告)
Mer(プロフ) - トヲルさん» コメントありがとうございます！励みになります。更新頑張ります！ (12月12日 19時) (レス) id: 47c1806eee (このIDを非表示/違反報告)
トヲル(プロフ) - コメ失礼します！読んでいて心の涙腺めっちゃ崩壊しまくりました！更新応援してます！コメ失礼しました！！ (12月12日 18時) (レス) @page19 id: 1464d042d3 (このIDを非表示/違反報告)
Mer(プロフ) - 四肢さん» すみません。今気付きました。ありがとうございます！ (12月11日 1時) (レス) id: 47c1806eee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mer | 作成日時：2023年12月10日 18時
