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食事の際、彰太は普通を装って藍原に話しかけていた。
俺の隣はまさかの太田。
「……何で悪女ぶっちゃうんだろう。私」
ボソっと言ったその言葉を俺は聞き逃さなかった。
「また藍原さんにあんな酷いこと……」
食事の後決闘を始める。そう加藤からメールが来たのはその10分後
部屋から騒ぐ声やらいろんな声が漏れていた
部屋から飛び出した彼女の顔はスッキリしていた。
「ひ、日向くん」
「彼奴ら成功したみたいだな」
「話は聞こえていたよ。太田、誰からも愛されたことがなかったんだって?」
「……うん」
「俺…もさ、一緒なんだよね。親から愛されたことなんて無い。
愛したことはあっても、相手は別方向を見ているんだ。だから」
無意識に抱き締める。
「俺は…こんなんだけどお前を好きになりたい。お前の本当の姿、少しは知ってるつもりだから」
「わ、私、彰太くんと日向くんを同時に好きになっちゃったの。でも彰太くんのことは諦めt……」
「知ってる。頑張ったな。諦めるってそう簡単にできることじゃないよ」
ん?その前に…
「今、俺のこと好きって……」
「うん、大好き。」
神様ありがとう。
こんな奇跡、起きるもんなんだね。
「愛されなかった分、俺が愛してあげるよ」
幸せな毎日が始まる予感。
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慄香♪ - 『カレカノ練習』、『トモダチ降格』と読まさせていただきました!面白いです!続きが気になるので更新頑張ってください! (2014年11月24日 23時) (レス) id: e15d098c1a (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 何か もう…意味わかんない(苦笑) (2014年10月16日 19時) (レス) id: 70f49a25e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yukayumiharuna/
作成日時:2014年7月13日 12時